マスクについて

感想

イージス・アショア配備停止のニュースには驚きました。周辺の国の情勢に大きな変化があったのか、何か大きな政治的取引があったのか。とても大きな力が働いたのだろうかと想像が膨らみます。

マスクについて

月曜日は愛知レッスンの2日目。急遽お休みになってしまった方もおられ、5コマと比較的余裕の日程でした。また火曜日は東京にてレッスン。火曜の満員大御礼の4コマ。お越し頂いた皆様有難うございました。

MacBookとiPad2台とiPhoneとiPod touchと電子機器を多く持ち歩いたものの、レッスン記録や楽譜を電子化してとても身軽になりました。これまで大変な思いをして持ち運んでいたので軽量化できたのは嬉しい事^^。

現在のマイブーム。白黒写真のこだわりたっぷりのDarkrというiOSアプリ。
単なる椅子の脚の写真が何か意味ありげに

マスクについて。2mの距離を取り、物品の消毒など感染の可能性を減らし、手洗いうがい換気は配慮しつつ、私の側はマスクをせずにレッスンをやらせて頂いている(もちろんご要望頂ければすぐに着用できる用意はあります)。お越しの方のマスク着用は任意としている。

この方針には迷いがあった。医療用マスクなど濾過力の高いマスクでなければ効果は限定的だ。そして顔の半分を隠しフルフェイスのヘルメットをかぶったような状態でレッスンに必要なコミュニケーションは成り立つだろうか。「マナー」と言う感染防止のムード演出にマスクをする事で不完全なレッスンを提供することが是なのだろうか。

レッスンは受ける側にとってストレスそのものだ。ストレスに加えて息苦しさと暑さが結びつけば気分も悪くなるものだろう(実際、夏場は気分を悪くされる方もある)。これがお越しの方にマスクの着用を任意にしている理由だ。

何より最大のストレスは教える側の反応だろう(怒られる前に先生が不機嫌そうにしている様子を察知するのは大事^^;)。言語認識に口の動きは重要と認知科学では判明しているし、顔の表情もコミュニケーションの大きな要素だ。それを表さない事は大きなストレスを与える事になるし、伝わる内容も半減するだろう。

レッスンにお越しの方に適切に要求を伝え上達して頂くために、メリット・デメリットを天秤にかけ、細かい要求を分かってもらうのに適切な選択肢を考えた。表情無しに言葉のみでヴァイオリンの技術を伝えられる自信は私には無い。

もちろんオンラインレッスンもご利用頂けるからこその判断だ。中途半端に実効性に薄い対策をするのならオンラインの方が良いだろう。

そのように考えています。世の中の職種により事情が異なる事でかなり難しい判断と思っています。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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