災い転じて福と為すになるよう未来志向で

災い転じて福と為すになるよう未来志向で

1日は月初で7月分の予約開始日。先月と同程度、通常よりやや少ない程度の90コマ程のご予約を頂きました。新型コロナウィルスで文字通り世の中がひっくり返っている中、先々のご予約を頂ける事本当に嬉しく思います。また木曜・土曜・日曜はオンラインレッスンを6コマ+6コマ+4コマ。ご利用頂いた皆様有難うございました。

オンラインレッスン用に新たにiPadをご用意頂いた方もいらっしゃる。逆に対面レッスンの再開をお待ちになりながら7月の新しいご予約を頂いた方もいらっしゃる。どちらもご負担をおかけしつつレッスンを大事にして頂いている事を意味し嬉しく思う。

もちろん私としても音質を重視し「生音の力」にこだわってきたつもりで、オンラインで充分ともオンラインだけで完結するとも思わない。でも遠方にお住まいの方が普段オンラインレッスンで東京に所用の際に対面レッスンという使い方、ご家族の育児や介護など長時間の外出がしにくいご事情の方、台風など天候不順の時など、現在だけの代替手段ではなく今後の利用方法は考えられる。また私にとっても消音器ありなど普段の練習条件を知ることが出来るのは私にとってもメリットだ(オンラインは消音器ありでも大丈夫です)。

ヴァイオリンの世界は古い価値観が蔓延する世界で、だからこそ未来志向でありたいし先手を打っていきたい。この1ヶ月、自分の演奏だったり、レッスンの形だったり、コンピュータ環境だったりを変えようとしている。長らく放置していたバッハの無伴奏チェロソナタ(ヴィオラ版)も6番まで全曲復習がひとまずできたし、Windows依存だった仕事環境をMacとiOSの機器中心へ刷新できた。「ヴァイオリンがわかる!」サイトも新しい技術を使ったものに作り直す目途が立ちつつある。その結果多くの失敗してもいるが、少しは前に進めたと思える1ヶ月になった。

緊急事態宣言の延長が1ヶ月で済むのか分からない。世界中で25万人もの方が亡くなっている深刻さも、世界経済の壊滅的破壊も理解しているつもりだ。それでも「災い転じて福となす」となれれば良いなと思ってこの機会に新しくなろうとしています。

今月もどうぞよろしくお願い致します。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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