演奏者視点のヴィブラート練習用動画を作りました

演奏者視点のヴィブラート練習用動画を作りました

火曜・水曜はオンラインレッスンを2コマ+4コマと2日間で6コマ。先回までお使いだったiPhoneから今回iPadを導入なさった方もおられ私の側に届く音質・画質ともに品質向上していました。ビデオ通話には端末のパワーが少なからず必要なのだなあと感じました。オンラインレッスンをご利用頂いた皆様有難うございました。

ツイッターに書いたが、ご要望頂いたこともありヴィブラートの練習用動画を作成しYoutubeにアップした。ヴィブラート動画はありふれているが、演奏者視点からの動画は撮りにくい事もあり比較的珍しいのではないだろうか。見え方は利き目にも依存するが私自身が見えている景色になるべく近づけるように心掛けた。

iPhoneを固定する器具を買いに行けないので譜面台に載せ、影が映りこまないよう譜面台スレスレの位置で、上手く映る角度になるよう身体は椅子の上で半ば仰向け。金属譜面台だと楽器や弓が触った時に致命的な破損になり得るので木製譜面台にて(現在の状況では破損させた時に弦楽器店にも行きにくい)。

ヴィブラートをうまくかけるには指の柔軟性が必要でそのためにはトリルの練習が有効だ。この2日間に過ぎないが普段よりも多くパガニーニのカプリースの6番を練習して準備(無理をすると手を痛めるので注意しつつ)。

いろいろ制限はありつつ、何とか使えそうな動画になった。

そんなことで疲れたのか水曜日の空き時間はゴロゴロ。コロナ感染でない事を願いたいが、緊急事態宣言からまだ2週間で当時は現在より外出していたので感染している可能性もあり得ること。「自分は感染しない」という幻想は持たない事にしている。仮に感染していても重症化しないよう気を付けて過ごしたいと思います。

日々いろいろあり過ぎて2週間前なんて大昔のようだ。そしてこの状況は短く見積もっても数か月長ければ年単位。世の中も日本の社会も変わるだろう。クラシック音楽は人の集まりで成り立つものなので、ヴァイオリンの世界なんかどうなる事やらですが、制限の範囲内で自分にできる事を実施していくだけです。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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