オンラインレッスンのボトルネックは?

どうでもいいのですが、なぜ愛知県ばかり「おれコロナ」おじさんが出るのでしょう?愛知県出身として県民性から分からなくはないのですが、それでも不思議です。

オンラインレッスンのボトルネックは?

新企画を考えたり、新しいアプリを試したり、初歩向けテキスト用作業をしたり等、気を張っていた一週間だったせいか金曜日は疲れて散歩に行った後は半日ゴロゴロしていた(レッスン室の防音カーペットをこの機会にまとめて洗った理由もあり←重労働)。原稿書きなどは止めにしてゴロゴロしながらiPhoneやiPadの処理能力について調べる。

何回かオンラインレッスンをこなし2回目、3回目の方も出てきて、端末によって届く映像や音の品質が異なるようだ。人によっては音は途切れ途切れ映像もコマ送りになって届くし、人によってはほぼ画像も音も乱れなく届く。

こういった通信上の品質劣化を引き起こす原因(ボトルネック)は様々な要素が考えられる。Facetimeの仕様は公開されていないが、とても省略すると下記のようなものだろうかなと思う。
一方の端末で収録した映像と音声を圧縮
→通信回線で転送
→他方の端末で映像と音声を展開

ほとんどの方からiPhoneかiPadかは伺っているし、一部の方からは機種もお聞きしている。概してiPadの方が私の側に届く映像や音声は高品質なようだ。品質劣化は回線の問題と考えていたが端末の処理能力も影響がありそうだ。

調べてみたらiPadはグラフィック性能が強化されている事と並列処理が得意なようだ。ビデオ通話アプリのFacetimeを使うとかなり電気を使うしiPadがうっすらと熱を持つので相当にCPUを使っていると想像できる。圧縮展開処理がマルチスレッドになっているなら(多分なっている)iPadが有利なのだろう。またグラフィック性能の高さが圧縮展開処理の待ち時間を減らしているのかもしれない。

それぞれの方のご事情があるもので機種の指定をするつもりはない。こういう状況で必要以上のお金を使わせるべきではない。だが純粋に技術的興味として、Appleが目的の違いによってiPhoneとiPadに性能差を付けている事に興味深く思った。汎用的なCPUにただタッチパネルを付けたわけではなく、それぞれの目的次第でハードウェアを作り分けている事がAppleの強み・賢さなのかなあと思いました(値段が高いのも技術面を調べたらある程度理解できました)。

以下、お散歩時の写真です(飛鳥山公園と音無親水公園)。今日もこれまで見たことの無いような美しい色合いでした。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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