実家の片づけ&演奏会&ヴィオラのアップグレード

実家の片づけ&演奏会&ヴィオラのアップグレード

今週はレッスンのお休みを頂いていました。ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。正月に帰省をしなかったため、このタイミングで愛知の実家に帰省。この歳になったら帰省はゆっくりするわけでもなく遊ぶ機会でもない。今回も父の遺品の片づけを中心に。

旅行用のスーツケースやカメラの三脚など不用品を買い取ってもらいにハードオフに持って行き、もう誰も読まないであろう書籍100㎏分ほど近所のスーパー平和堂の回収ボックスへ運ぶ。実家の片づけは単なるモノの処分では無い。モノの処分だけならお金を払えば片付け業者がやってくれるが、父の思いや人生を理解し受け止める事は自分の手でやらないといけないこと。うちの嫁さんの尽力でかなり片付いた。わたしの父の事で多く働いてくれて本当に感謝です。

金曜日に愛知の実家から西日本のとある街へ。うちのレッスンにお越し頂いていた方の演奏会を聴きに。自分が演奏していたかのようにぐったり疲れました…。自分の手から離れているので、いつまでも心配する必要も無いはずなのに、やはりいつまでも心配なものです。

金曜日夜に東京に戻った。

お休みにしてあった土曜日午前中に、パーツのアップグレードと気になる箇所の修繕・整備をお願いしていたオールドヴィオラを受け取りに。クローソンのパーツに替えて頂き、表板と裏板のニスの剥がれの箇所でピッチが崩れていたのが改善して満足。受け取った当初は不機嫌な音を出していたが、しばらく弾いていたら次第に良い音になってきた。上質なパーツを取り付けると上質な音になるし、物理的にきちんとすれば良い音は出るもの。

土曜日はレッスン5コマ。とても寒い中お越し頂いた皆様有難うございました&お休み中ご不便をおかけ致しました。

テールガットの長さ調整(駒からテールピースまでが弦長の1/6でなければいけない)
も必要だったが、小型ヴィオラにつきヴァイオリン用のテールピースを付けて頂いたそう。
また横板が高くないため顎当ても加工をして付けて頂いたとのこと。
あれこれお手数をおかけ致しました。良い音になり嬉しいです。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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