本年もどうぞよろしくお願い致します

本年もどうぞよろしくお願い致します

あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。3月分のご予約を既に大変多く頂きました。新年早々から本当に有難うございます。

今年の初日の出。雲が多く近所の高台の広場からは見えませんでしたが、
自宅至近の道路の隙間から見えました。

カルロス・ゴーン被告海外逃亡のニュースには驚きました。もちろん日本の司法が世界的な時代の潮流に合っていない事は理解しつつ、彼の行動はまさに昨日の日記に書いた「俺様ルール」を地で行っているように私には映りました。それが新しい時代の思想とするのなら退化でしかないように思えます。

そんな時代になりつつあるからこそ「古き善きものを」をモットーに今年はやっていきたいと思います。私はどちらかと言えば新しいものが好きで懐古趣味ではないし、特に私の生まれ育った愛知県は古くからの悪習も多い事で有名でそれを忌み嫌っていました。不当な権威・権力主義は思考停止から生まれる事。ヴァイオリンの世界にも多く見られますが、受け継ぐべき事では決してありません。

その反面、長い年月を超えて受け入れられてきた思想や古い工芸品には優れたものも数多くあります。音楽もむしろ古い曲の方が響きの豊かさなど多くの点に配慮されているようにも思えるし、楽器もストラディヴァリより更に古い楽器の方がむしろ優れているのではと思う事が増えてきました。由緒正しき「クラシック演奏」よりむしろ最近の古楽演奏の方が時に斬新です。

少しばかり古い工夫についてお話をするとむしろ新しい視点でヴァイオリンに接することができるかとも思います。それがお役に立ったりお楽しみ頂ければ何よりの喜びです。

2020年が皆様にとって心身共に健康で幸せな一年になりますよう。本年もどうぞよろしくお願い致します。

石田 朋也

1974年愛知県生。2000年名古屋大院修了。ヴァイオリンは5歳から始め、1993年よりヴァイオリンの指導を行う。大学院修了後、IT企業のSEとしてNTTドコモのシステム開発などに携わる。退職後の2005年より「ヴァイオリンがわかる!」サイトを開設し情報発信を行う。これまで内外の1000人程にヴァイオリン指導を行い音大進学を含め成果を上げている。また写真家としてストラディヴァリはじめ貴重な楽器を400本以上撮影。著書「まるごとヴァイオリンの本」青弓社

美しい音が好物。バッハ無伴奏がヴァイオリン音楽の最高峰と思う。オールドヴァイオリン・オールド弓愛好家。ヴィンテージギターも好み。さだまさしとTHE ALFEE、聖飢魔IIは子供の頃から。コンピュータは30年程のMac Fan。ゴッドファーザーは映画の交響曲。フェルメールは絵画の頂点。アルファロメオは表情ある車。ネコ好き。

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