お店側のヴァイオリンへの愛情:買い換えのヒント3


情報収集をしたら実際にお店に出向いてみます。チェックのポイントはお店の側の「ヴァイオリンへの愛情」に尽きます。「ヴァイオリンへの愛情」の深いお店は、商品の楽器も最低限の品質が保たれるし、接客レベルや修理技術の技術レベルも高く保たれるように思えます。

店頭の楽器があまりにホコリまみれだったり、弦が切れていたり、弓の毛が明らかにボロボロだったりは「ヴァイオリンへの愛情」が薄いと言えます。こういうお店の場合、弾いてみて明らかに弦高が高く押さえにくかったり、ノイズが出ているような場合が少なからずあるように思えます。

楽器は調整次第で良い音になったり悪い音になったりするし、弾きやすくなったり弾きにくくなったりします。弓も毛の質や張り方で弾きやすさも音色も変わります。つまり、楽器はきちんと手をかけてあげないと本来の性能を発揮しないものと言えます。

在庫の楽器が単なる商品として扱われているか、「愛情」を持ってきちんとメンテナンスされているかは、お店側の楽器に対する姿勢が現れます。それが店員の態度や知識やお店の雰囲気を作るし、結果として商品の善し悪しを決めます。

お店の雰囲気、店員さんの接客、修理の技術レベル、商品の善し悪しは関連があるように思えます。まずは店頭のヴァイオリンを見せて頂き、店員さんとお話しながら、「ヴァイオリンに対する姿勢」「ヴァイオリンへの愛情」をチェックしてみてはいかがでしょう?

※もちろん、店頭の楽器は委託販売品だったり、よそから借りた楽器だったりすることもあります。全ての楽器をメンテナンスすることは不可能かもしれませんが、購入側にとってはそんなことは関係ありません。


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