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明日1月1日午前0時から2020年3月分のレッスンの予約ができるようになります。元旦早々の事になり申し訳ありませんが、よろしければどうぞご利用下さい。3月は人前での演奏予定があり15日はお休みを頂戴致したいと思います。悪しからずご容赦下さいますようお願い申し上げます。
2019年のレッスンは8コマの大入りで終わることが出来ました。お越し頂いた皆様今年も有難うございました。来年2020年もどうぞよろしくお願い致します。
2019年・令和元年も今日を以て終わりになります。トップページ右側バナーも大晦日バージョンにしました。今年も有難うございました。
5月3日名古屋駅にて。令和祝い過ぎの図
ずいぶん昔のようですが平成から令和になったのは7か月前でしかありません。
そして昭和はより遠くなりにけり…。
2019年は「渇きに潤いを」をモットーにやってきました。渇いた心に潤いを与える事ができれば好ましい事と思いますし、自分自身も潤いが得られればと願っていました。
結果的には大過の無い一年になったように思えます。絶好調とは言えないけれども大きな災いも大きな悲しみも無く過ごす事ができ、健康とは言えないけれども大病はありませんでした。大きな潤いがあったわけではないけれども大きな渇きも無い事。これこそが得難い事ですし幸せなのだろうかとも思います。
来年2020年は前向きに元気に過ごすことができればと願いたいと思います。皆様にとりまして心身ともに元気で良い一年になりますよう祈念致しております。どうぞ良いお年をお迎え下さい。
「ヴァイオリンがわかる!」とわたしの2019年を書かせて頂きたいと思います。私事で、かつ長文ですが、よろしければご覧下さい。
「ヴァイオリンがわかる!」は更新頻度は低くなっている。ネタは豊富にあれど、何でも書き散らかせばよいものでは無く、ヴァイオリンの世界にも言っていい事・いけない事はあるし、多くの方にお役に立てる話題に限定して書きたいと思っている。
ただ世の中が大きく変わりつつある事を実感して、書くことに迷う事も多くなった。高齢者による池袋の事故をはじめとして暗黙の了解だった社会の上下関係・長幼の序はともすれば逆転することになり、「協調」より「分断」が世の中の流れになり、高値をつける日経平均とは裏腹に好景気感はなく社会のムードは明るくない。もちろん多様性は世界的に進行中だ。
「上下関係」「(半ば強制的な)協調」「上り調子のムード」「単一の価値観(クラシック=良い音楽)」を前提として成り立ってきたヴァイオリン教育の世界でも、急速に変化する価値観に応じつつ、特定の誰かを非難したり、貶めたりをせずに情報発信をする事の難しさを感じている。
拙著「まるごとヴァイオリンの本」は4月に増刷されて第4刷になった。出版から7年。もう商品価値は無くなっているだろうとも思いつつ、自分でも時々必要があって見返すとなかなか良い事を書いてある^^←自画自賛。多様な価値観を否定しないスタンスや、幻想よりも実利を優先する姿勢が記されていて、少しばかり時代を先取りしていたのだと思う。
ただ、更にその先を提案することの難しさに直面している。トランプ大統領に代表される「相手の尊重よりも俺様が良ければ良い!」がその先の時代の価値観だとしたら、それに迎合することはわたしにはできない。
2019年も1500回ほどと大変多くのレッスンをさせて頂いた。以前より余裕ある日程が多くなったように思っていたが、集計してみたらかなりの数をこなしていたことに自分でも驚いた。
人前で弾く必然性もありヴァイオリンの練習を丁寧に行う機会も増え、一時期に比べるとだいぶ音程も復元できてきただろうかなとも思う。またヤコブ・スタイナーのヴァイオリンを1か月お借りした事は、音楽について、演奏について、また楽器について多くを学ぶ事ができ、これまで常識とされていた考えを改めさせられる機会になった。
7月は愛知県知立市のリリオコンサートホール、8月は松戸市民劇場にて演奏の機会を頂いたし、また7月には講演の機会も頂いた。その都度必死で準備してこなさせて頂いたが、そこそこの時もあれば、ドキドキだった時もあり、また演奏と関係なく会場に住む「過去の残影」を感じる時もあり、少しでもお役に立ったり楽しんで頂けていればと願っている。
7月の愛知県知立市のリリオコンサートホールでの演奏です。
来年は3月に練馬区の光が丘美術館での演奏予定がある。よりお客様が喜んで頂ける演奏ができるように努力したい。
今年は楽器店の展示会やフェアにはいつも通り出かけたし、ストラディヴァリやグァルネリ・デル・ジェスだけでなく、珍しいフィリウス・アンドレア・グァルネリやロジェーリなど多くの名品も弾かせて頂いた。
9月にヤコブ・スタイナーのヴァイオリンを1か月間お借りしたことは、特にバロック音楽を中心に音楽観や演奏テクニックについて、また楽器についても考えを変えさせられる程の勉強になった。わたしは古楽に詳しいわけではないが、古楽についていくらか勉強したことをスタイナーを使って実践することで、「クラシック音楽も眠い・難しいものではなく、心地よいものでなければいけない」という当たり前の事を確信できた。
悪貨が良貨を駆逐した結果なのだろう。残念ながら現代のクラシック音楽は理屈抜きで心地よさを感じる演奏や楽器は少ない。
お借りしていたヤコブ・スタイナー
現在では「悪い弾き方」のドイツ式の弾き方は
スタイナーでこそ意味があると気づいたのは大きな収穫のひとつ
ヤコブ・スタイナーをお借りするにあたって、自分の楽器や弓も整備をした。長らく毛替えをしていなかった弓やラッピングが原因で音色の悪化につながっていたと思われる弓など。クローソンのローズウッドの顎当てなども購入した。
ラッピング交換をお願いした弓。ラッピングでも少なからず音色が変わります。
12月になって超レアなオールドヴィオラを入手することができた。音色・骨董的な観点共にとても興味深い楽器で、多くの事を発見できることを期待している。
12月になって購入したオールドヴィオラ。強力な楽器です。
今年頭にはエレキギターが自分的ブームになり買ったり手放したりを繰り返した。その中でアメリカンロックそのものの音の1970年製ギブソンレスポールカスタムとジャパニーズポップスが次々と浮かんでくる新品のレスポールスペシャルは失望を感じず手元に残った。
またロイ・ノーブルのアコースティックギターを購入したが修理ばかりとなってしまった。でも、音はとても素敵なのでそのうち落ち着くことを願っている。
iOS上のシンセサイザーアプリをまとめて購入したりした。写真はシンクラヴィアGo!
手持ちのヴァイオリンのうち一本をお譲りした。間違いなく良い音の楽器で喜んで頂いていればと願っている。また、手持ちのヴィオラを必要として下さる方に長期貸し出しをしている。これもお役に立っていればと願っている。
わたくしごとで恐縮ですが2019年のわたしの出来事を書かせて頂きます。
今年は身体の上でしんどい事も多く、身体中にひどいじんましんが出たり、胃の調子がイマイチだったり、文章が浮かばなくなってしまったりした。出かけたところも少なかったし、またレッスンなどで実家に行った時には父の遺品整理と片付けばかりしていた。
数少ない出かけたところとしては、4月に三保の松原に富士山や久能山東照宮に日帰りで行った。また初めて浅草演芸場へ。
三保の松原へ向かう船から奇跡の一瞬が撮れた
大量のイチゴ(ひと箱500円)を食べ食べ久能山へ
久能山東照宮。この上なくゴージャスな建物。
初めての浅草演芸ホール。とても楽しめました。
9月には嫁さんの実家の北海道へ。ハイテク満載の電気自動車日産リーフをレンタカーで借りて留萌市などへ行った。
映画「STATION」の舞台増毛に行きました