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木曜は東京にてレッスン。この日も比較的余裕のある日程で、わたしの側も余裕を持ってレッスンをすることができました^^。お越し頂いた皆様有難うございました。
久しぶりに趣味のネコ写真が撮れました。
金曜日。朝一番でお借りしているオールド楽器を広い場所で試すためホールを借りる手続きを。音の広がりや遠鳴りの加減はホールで弾かないと分からないため。
それから楽器店へラッピング交換とフロッグの割れ修理、毛替えを依頼していた弓を取りに。
オールド弓らしいめっちゃ雰囲気の良い弓になりました^^。元の姿は↓
クジラのヒゲのラッピングから銀糸と糸のラッピングにして頂いた
弓はちょっとした事で音が変わりラッピングも少なからず音を変える要素。これまでのクジラのヒゲが切れてしまったのでこの弓本来の姿にして頂く事にした(1830年頃の弓と思われる。ただし実用性を考えトカゲの皮は巻いて頂いた)。
音にもかなり変化があり素朴かつ素直で上質な音になり、わたしには好印象になった。そしてこの弓は演奏のミスを少なく弾ける「失敗しない弓」で、その特性はそのまま残っている事に安心した。
午後に恵比寿のギターショップカリスさんへ。お借りしているオールド楽器でギターと合せて頂いた。お借りしている楽器で弾くとかなり曲の表情は変わる。3月に予定の美術館での演奏する曲で合わせて頂いた。当日は自分の楽器で弾くはずだが、全然異なった表情の楽器で音楽作りの参考にしたかった理由もある。
合せてみないと分からない事も多いものだ。楽器の側が演奏者に要求するままに弾くと、普段の楽器とは全く表情は変わるし、音楽の方向性自体も歌う音楽から語る音楽へと全然違うものになった。大いに勉強になったし、演奏しながら合奏の歴史や合奏のあり方自体についても多く考えさせられた。
わたしの勝手な興味本位の事にお付き合い頂き、本当に有難うございました。