ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

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19/9/20 良い音の理由について〜ちょっと分かったところが

良い音の理由について〜ちょっと分かったところが

火曜〜木曜は東京にてレッスン。今週も多くの方にお越し頂きました。お借りしているオールド楽器で全てのレッスンをやっておりましたが、まだわたしが弾きこなしておらず本調子ではない音をお聞かせして恐縮です。お越し頂いた皆様有難うございました。

9月19日の素晴らしい青空と秋の雲

金曜日は弦楽器専門店へ。先日お願いしたラッピング交換と毛替えをお願いしていたオールド弓。銀線から銀糸に替えて頂き、接着が剥がれていた箇所を直し、毛を替えて頂いた。重量は63gと3g軽くなり、ヤワだったスティックは強くなり素晴らしく良い弓に^^。

4.5gの銀線が巻いてありました。わたしは銀線は好みでは無く銀糸か糸が音が良いように思えます。

併せてレッスンにお越しの方の楽器調整の立ち合いも。幸い思ったような方向に音を持って行くことができて私としてもひと安心。職人さんにはお手数をおかけしました&有難うございました。

夕方に別の弓の修理と毛替えをお願いに別の弦楽器専門店へ(うちでは基本的に購入したお店で修理をお願いするためあちこちに行くことになります)。素晴らしく良い楽器も弾かせて頂き眼福+耳の保養。

駒込のドコモに寄って三つ目のiPhoneをいじり、百塔珈琲さんで美味しいコスタリカのコーヒーを楽しんだ後、帰宅後はお借りしているオールド楽器の調査。

音響スペクトルを測定して「低音が出ていないね」と嫁さんと話をしながら、弾き方も変えながら低音が出る弾き方を模索した。(現在では悪い弾き方ともされがちな)古いドイツの弾き方で弾くと音響スペクトルで見ても低音が豊かに出る。バロック演奏のように極端に楽器を低く構えると更に音が豊かに。それならいっそと思って顎当てを外してみたらもっと豊かな音に。

驚いた。ドイツ式の弾き方は楽器によっては合理的であるし、古い絵画の弾き方も適切であることに気づかされた。

なぜそれで音が豊かになるのか楽器を詳細に観察したら、横板の高さが直線ではなく、また中を覗いたらブロックやライニングがとても華奢で繊細なつくりのためだろうかと気づいた。叩くと横板はとても薄い事が分かるし、表板も裏板もピッチは揃っている。そして力学的に合理的にできているためか古いにもかかわらず楽器の変形は少ない。いかに精巧にできているかに感動すら覚えた。その繊細さが仇になって時代を乗り越えられなかったのだろうかとも。

音について、楽器について、それから演奏や音楽について、いろいろ学ぶところがありました^^。

 



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