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17日と18日はわたしの都合でレッスンをお休みさせて頂きました。ご不便・ご迷惑をおかけしました。
18日は千葉県松戸市の松戸市民劇場にて「フリーコンサート in 松戸 2019」というギター中心のイベントで弾かせて頂いた。恵比寿のギターショップカリスの高矢さんとのアンサンブルで、ピアソラ「タンゴの歴史」よりNightclub 1960とヴィヴァルディ「四季」の夏より第3楽章の2曲を。
クラシック音楽のコンサートは巨匠でさえ空席が目立つこともあるのが実情(クレーメルが空席だらけだったのはショックだった)。ところが今回400人ほどのキャパのホールとはいえ補助席も出すほどの超満員。ロビーや階段でモニターでお聴きになっていた方もいらしたり、聞くところによると100人ほどはお帰り頂かなければならなかったそうだ(消防法の都合上、無理な入場はできません)。新聞に掲載されたためとも聞いたが集客力に驚いた。
40年ほど前の懐かしい感じのホールで響きは少ない。リハーサルでは弾きにくく「これは大変かも」と思ったが、本番は案外音楽が進んで、もちろん自分で思うところは数多くあれど、満席のお客様から多くの拍手を頂く事ができた。お客様にとっての良い演奏ができたのだろうと信じたいが、それとは別にいつもの感じとは違う何かを感じた。
わたしはオカルトは信じないが古いホールの中には霊魂の宿ることがあるよう。昔、クラシック音楽が輝いていた時代。響きが良いと言えないホールで、超満員のお客様で、割れるような拍手が起こる時代があった。ホールがその時代を覚えていて、その記憶を呼び起こして助けてくれるのだろうか。奇妙な話だが、ホールに助けられたような、何かのデジャビュのような感覚が不思議だった(映画で見るような昔の演奏会のような錯覚を感じた)。
ヴィンテージなホールの霊にタタられたのか、帰宅後はぐったり疲れましたが…^^;←でも日比谷公会堂で一度弾いてみたいと思った。いろんな霊が浮遊徘徊していそうだ。
お聴き頂いた皆様有難うございました&お越しになっていて入場できなかった方がいらしたら申し訳ありません。またお誘い頂いた運営者の方々に感謝いたします。
舞台幕のある懐かしい感じのホール。
リハーサルなのですが昔の演奏家のようなポーズの写真がありました。ホールの霊のしわざ?