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19/8/12 遺品の処分と新しい曲

遺品の処分と新しい曲

土曜は東京にて、日曜は愛知にてレッスン。東京は9コマの満員大御礼!一方、愛知は3コマの大余裕の日程^^;。お盆ですからね…。親戚づきあいの深い方やお子さんのいらっしゃるお母さまはこの時期は大変かと思います。でも、余裕の日程ですとレッスンが余裕を持ってできるので普段できないお話などもでき、わたしには嬉しい事です。お越し頂いた皆様有難うございました。

愛知レッスンの空き時間を使って、父の遺品を売却しに名古屋市へ。父は退職後の趣味としてハーモニカを愛奏していて、熱心に練習してかなり上達していた。その都度、期待と嬉しい思いをしながら父は買い集めたのだろう、と父の気持ちも慮りつつ、いつかは処分しなければいけないし、置いておいても傷むだけなので誰かに使ってもらえればと。

父のハーモニカは30本ほどあって(曲の調によって持ち替えるようだ)、
状態の比較的良さそうなものを22本売却した。案の定、二束三文だったが。

わたし自身も夢中になって集めた楽器をたくさん持っているが、自分が死んだら単なるガラクタだ。死ぬ前に全部自分で処分して、何も無くなって死ねたらいいと思う。生きているうちにそんなことを考えるのは切ないが、きっと誰もがそう願いながらそのうちにと思いつつ叶わない事。

話は変わる。金曜日は恵比寿のギターショップカリスさんへ。18日の松戸での本番に向けて練習にお付き合い頂いた。ピアソラ「タンゴの歴史」よりNightclub 1960、とヴィヴァルディ「四季」の夏よりプレスト。あと一週間できちんと弾けるように頑張って練習します。

それとは別にギターとの合奏で新しい曲を取り組み始めた。ピアソラ「タンゴの歴史」よりボーデル1900(ボーデル:売春宿)。警官や泥棒、水夫などを売春婦が誘惑しからかう様子を描いている、という曲。多くの音楽ジャンルと同じように、タンゴもはじめはアングラで下品で嘲笑の中で生まれたものだ。

音源をいくつも聴いても人によってかなり違う演奏をしているので難題だ。

雰囲気が出るだろうかと思って、サルタートとスピッカートを多用してコミカルさが出るように作っていったが、ギターと合わせてみたら全然ダメ。弓を跳ねさせず、音の粘りを強くしてコケティッシュな面を強くしたらギターと合せても聴けるようになった。この方向で行こう!

こういうことがあるからこそギターとのアンサンブルは楽しい^^。ピアノと合わせる時や四重奏などの時はそういうことはあまり考えず独善的になりやすいものだけれど、ギターとの時はそれでは全く成り立たない。ヴァイオリンや弓を替えたり、弾き方も変えたりとして、曲ごとに試行錯誤が必要になる。うまく雰囲気が出るポイントがはっきりしていて思わぬ発見がある。

試行錯誤に何度もお付き合い頂き有難うございました。

 



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