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1日は月初で8月分の予約開始日。既に100コマほどの大変多くのご予約を頂きました。8月もわたしの都合でお休みを頂くこと悪しからずご容赦ください。また土曜・日曜は東京にてレッスン。8コマ＋7コマと大変多くの方にお越し頂き有難うございました。
痛ましい事件が続発している。その中で元農水省事務次官が息子を刺殺した事件は、自ら手を下す決断をせざるを得なかったお父様の気持ちを察すると、何ともいたわしい気持ちになる。詳しい事情はもちろん知らないが、何とかしようとお父様は長年奔走しただろう事は想像に難くない。行政の長だった人物だからこそ「行政を含めどこにも頼るところが無い」事が分かってしまった末の結論だとすればあまりにも皮肉だ。
息子は44歳とのことで同世代であるし、我々の世代が経てきた、子供の頃の希望が失望に次々と色褪せていくことをやはり目の当たりにしてきたことだろう。勉強していい学校に入れば一生安泰と信じ込まされてそれなりに頑張って、いざ就職と言う時に、時代が変わってルールが変わったとハシゴが外されて「あなたは不要だ」と言われた悔しさと恨みは経験した人でないと分からないだろう。
高学歴な家庭に多い事。「ヴァイオリンを子供の頃しっかり習わされた人」と「ひきこもり」にもおそらく相関があるだろう。あれだけ長年「否定の連続」と「継続的な努力」を求められ、その先には何も無かった事に気がつけば、渡る世間は鬼ばかりとも思うだろう。
わたしに具体的に出来る事は何もないが「自分のエリアから出る事が怖くて仕方なくなった方」が読んでいらしたら、「インターネットは冷たくないかもしれないが100人に1人くらいだが現実の世界の方が自分に温かい時もある（インターネットはほぼ0だ）」「行政など大きな組織はマニュアル以上の解決はしてくれないが、小さな組織や個人の方が時には親身になってくれる」と伝えたい。そして先生からは長年「下手」と否定されようと、ヴァイオリンが弾けることは一般的にはとてもレアな特別な能力であることも。
「心に晴れ間がのぞいた時に少しエリアの外に出かけることができて、かわいいネコに会えたりきれいな花が見つかるのと同じ程度に、運よく1%の温かみに触れる事ができたら良いですね」と思う。
そんなことを思いながらの5月の終わりでした。6月もどうぞよろしくお願い致します。
いつも夜しか営業していない近所の個人営業の絶品中華料理屋さん。
通りがかったら珍しくランチをやっていて四川担々麺を（とても美味しかった）
１％の事ですが、下がり気味の気持ちには嬉しい事
犬も歩けば棒に当たるのレベルで、外に出て歩けばたまには良い事もあるもので
