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19/3/25 良いヴァイオリンと弓をお持ちになった方がおられ

良いヴァイオリンと弓をお持ちになった方がおられ

土曜は東京にて日曜は愛知にてレッスン。日曜はわたしの都合(実家の改装でそれに伴う片付け)で一部お休みを頂きましたが今回も大変多くの方にお越し頂きました。お越し頂いた皆様有難うございました。

今回オールドイタリーの良いヴァイオリンと、極めて古いと思われるオールドボウ(大変に興味深い弓!)をお持ちになった方がおられた。

楽器の味わいは「分かる人には分かるけれども、分からない人には分からない」というものと思う。古ければ良いわけではなく(むしろ古いだけでダメな楽器の方が多い)、新旧問わず一部の楽器の音はパワフルなスケールの大きい音、かつ「シルクのよう」と形容される肌触りが滑らかな音がする。それが「琴線に触れる音」とわたしは感じる。

でも、その違いの分かる/分からないは、ヴァイオリンの経験年数にも演奏技術の巧拙にもよらない。音楽的教養と人間的教養の深さなのだろうと思う(それは善し悪しではないが、教養が深く物事を知っているほど世界は多彩で豊かなものだ。わたしももっといろんな世界が見えるようになりたい)。

一般的には教える側の楽器がサブ楽器など劣った楽器でのレッスンも少なからず行われている。でも「音色」は重要な音楽的教養のひとつと思うので、わたしは必ず良い楽器(オールドとは限らない)でレッスンを行う。その意味や教育的効果は伝わらない人には伝わらない事だろう。音程を合わせることがレッスンならどんな楽器でもいいが、「音」を教え伝える事こそが対面でこその事とわたしは考える。

上質なヴァイオリンや弓は高額な事も多いので「買うべき」だとは言えない(金額が大きいものは売る時も大変だ)。でもその良さを理解できるようになってほしいし、弦楽器フェアや各楽器店の展示会など機会ある時に体験してほしい。結果が「よく分からない」でも構わない。でも小林秀雄の「真贋」ではないが、よく分からないを重ねていくうちに分かるようになると思う。

 



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