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土曜は東京、日曜は愛知にてレッスン6コマ＋7コマ。土曜は雪がちらつく中お越し頂いた皆様有難うございました。土曜は少な目で、雪を懸念して変更なさった方（賢明な判断と思います）やお休みの方もおられましたが、わたしの側がひどい胃酸過多＋しんどく休み時間では横になっていてむしろ助かりました。自分はとても神経質でそれを抑え込みつつ過ごしているのだと思いますが、こういう時は言い過ぎないよう現在の最大の問題だけお伝えしようとかなり頑張ってレッスンをしてはおりました。普通通りにできていればと願っております。
なぜか続くものだが、先日書いた方とは別の方が「面白いオールド弓」をお持ちになった（借り物とのこと）。強力に弦を掴む力のある「極めて強い弓」。うまく響くポイントで弾けば弦に触るだけですごく響く（ポイントを外すと音はかすれる）。うっかり普通に発音させようとすると全部アクセントになってしまう。こういう弓では普通に弾いては音を潰してしまい音楽にならないので教える側としても張り切って進めた。
あれこれご提案してお試し頂くとちょっとした弾き方の違いで明確に音が変わって上手く響いた時はクライスラーやエルマンのような音がした。ここまでの反応を示す弓だと「あれ」かさらに古いものかなあ。こういう弓いいね＾＾。
先日エレキギターを購入したと少し書いた。年末に60年前のギターアンプに買い替えたらこれまでのギターが合わなくなった（ヴァイオリンも楽器と弓のマッチングが重要なのに似ている）。東京中を歩き回りLSLという「ヴィンテージギターに魅せられたアメリカのおっちゃんが作り始めちゃった」ヴィンテージの音が出ると評判のメーカーのギターを選んだ。見込み通りヴィンテージアンプともよく合う＾＾。
探す中で気になる別のギターがあった。ギブソンのヒストリックコレクションの58レスポールで前オーナーがジミー・ペイジのレスポール的に改造したもの。本人のと同じようにネックを削り同じ音になるよう追求したピックアップ（Grinning DogのMr.Jimmyというもの）に交換されている。
ギブソンのレスポールは以前持っていたが楽器として良くなく手放したし、その後も気になって試奏はするものの良い楽器に出会う事はなかった（本業を疎かにするからギブソンは経営破綻したのだ）。その上、改造品はひどい音になっていることも多いが（だから売りに出すのだろう）、ヒスコレにしては格安で「一応試すだけは試すか」と思った。自分はジミー・ペイジの熱いファンでも無いので冷めた気持ちで期待もせず弾かせてもらった。
見た目にも地味で凡庸、重量は重くイマイチな楽器の条件が備わっているが、近年のギブソンにはありえない思いのほか上質な音が出た。ネックのリシェイプのためか胴体が良い響きであるし、反応も良くアコースティックギター的な音（エレキギターも胴体の響きが音になるし、良いエレキギターはアコースティックギターに似た木材の音が出る）。「えっ？」と思って、比較のため高額なレスポールも2本弾かせてもらったがこれらはやっぱり近年のギブソンの嫌な音が出る。
数日前にテレキャスを買ったばかりだからなあと大いに迷った挙句、こういうレスポールには二度と出会う事は無いだろうと思って買ってしまいました＾＾。おバカな買い物。
心身ともに好調とは言えないので（こういう時は心身ともに滅入るので意識的に出かけて歩くようにしている）、良い買い物ができたか分からない。ストレス性の買い物中毒のようでそれほど嬉しいわけでもない。でも気晴らしと色々調べるきっかけにはなるので一段成長できれば。そして腐れ縁で長い付き合いになればと願う。
うちに来たLSLテレキャスモデルとギブソンレスポール
我ながら正気の沙汰では無い買い物と思うのです。
でもタイミングやチャンスは等間隔に均等に与えられるわけではないのです。
