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19/2/8 オールド弓の面白さ

オールド弓の面白さ

水曜・木曜は東京にてレッスン。わたしの側がまだ筋道立った説明が困難で分かりにくいレッスンになってしまったと思います。大変失礼致しました。お越し頂いた皆様有難うございました。

お越しの方に最近「とても良い(fineという意味)オールド弓」を入手した方がおられ、むしろわたしの側が嬉しくレッスンをさせて頂いた^^。

「こう弾いてみて下さい」とお話すると「とても良い弓」では思った通りの音が返ってくる(わたしにとっても面白く嬉しい)。「弓の角度を立てる・寝かす」「弓の持ち方や持つ位置」「状況によって先弓や元弓など弾く場所を変える」等々が、「とても良い弓」では明確に音の変化に現れ、そのように弾く理由や意味が納得できる。歴史的名演奏家の発言もこういう弓でこその事実を伝えている事が分かる。多く情報収集して熱心に取り組んでいる方ほど発見が多いはず。

逆に言うと、あまり良くない弓で「弓を立てる・寝かせる」「持ち方」「弾く場所」などを細かく指示をしてもそれほど大きく音色は変わるわけでもなく意味は薄い。

「とても良い弓」は値段とは必ずしも比例しない。むしろサルトリーやフェティークなどの「良いモダン弓」と値段は逆転する場合もある(わたしもフェティークのオーナーだが使いやすい弓ではあるもののfineとは思わない。むしろ安価に譲って頂いたオールド弓にfineの弓がある)。

「とても良い弓」は敏感に反応して面白いし、逆に敏感過ぎて扱いにくい面もある。でも、ある程度弾けて、熱心に取り組んでいる方には機会のある時に試すと長い間学んだ事の意味が分かるはず。それから教える側なら必ずこういった弓を知っているべきだ。弓の差=物理的な差を考慮せず画一的な教え方をしては間違った事・意味の無い事を教えることになってしまう。間違った事・意味の無い事を教えてしまう怖さ。自戒の意味も含め今になって強く思う。

手持ちのとても敏感で逆に扱いにくいオールド弓
正しいボウイングとはどういうことか、いつもわたし自身がこの弓に学んでいます。

 



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