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火曜日は夕方に東京にてレッスン1コマのみ。お越し頂いた方有難うございました。新しい楽器になさって私の側でも嬉しく思いました。楽器が替わると弾き方も変えなければいけなくなりますが、うまく使いこなして頂きたいと思います。
月曜日はお越しの方も出かける用事もないお休み。ようやくお正月が来た気分。年末にギターアンプを古いものに換えたらエレキギターの「テレキャスター」に興味が出てギターの楽器店巡りに渋谷、新宿、御茶ノ水へ。
ブランドに頼らず見せてもらおうと思って、本家フェンダーのものや別のメーカーによるコピーモデルも含め目に留まった楽器、予めWebで興味を持った楽器をあちこちで20本ほども弾かせてもらってワケわからなくなり、疲れて買わずに帰ってきた(10kmも歩いたし)。ヴァイオリンと同じで善し悪しは見た目でも分かるが「音楽ができる楽器かどうか」は弾いてみないと分からないもの。
ブランドや値段はモノ選びを楽にするものだなあと思わされた。でも楽器としての能力を見極められるようになりたいし、ブランドや値段に頼らず選びたい。
ヴァイオリンのストラディヴァリとグァルネリ・デル・ジェスと同じくエレキギターにも多くのメーカーや個人製作家にもコピーされる楽器がある。ストラトキャスターとレスポールというもの。ヴァイオリンと同じく形状はもちろんキズや塗装の剥がれまで模したものがある(ヴァイオリンの”ニセモノづくり”と同じ道をたどっていて、時代は変わっても人は変わらないと思わされます)。
そして、このストラトキャスターとレスポールの先祖がテレキャスターというもの。ヴァイオリンで言えばアマティのようなもの。知っていくと先祖へ過去へと進んでいくのが工芸品の世界。パイオニアのすごさを感じるし、時代を作った工芸品は実際に性能面でも優れている。ストラトキャスターもレスポールも持っているが、ちょっと先祖がえりをしてみたくなった。
わたし自身はヴァイオリンはグァルネリタイプの楽器が好みだ(ストラディヴァリは良い楽器と思うけれども好みとは違う)。けれども、次にということであればアマティやガスパロ・ダ・サロなど更に先祖に向かう事になるだろう。アマティ家の始祖は1500年代のアンドレア・アマティ。1500年代のものはレアでさすがにほとんど触ったことがない。ヴァイオリンの出始めの製品を充分時間をかけて触ってみたいところ。