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18/12/4 64年前のギターアンプ

64年前のギターアンプ

火曜日は文京楽器さんのフェアに出かけた。あっと驚くような掘り出し物が無いかを期待して。結構驚くような掘り出し物ありました。どうしようかな^^←悩んでいる時が楽しい。

というのは月曜日には買い物をしてしまったので。

月曜日は一日お休み。伸びきっていた髪を切りに秋葉原へ出かけ、ヨドバシカメラで最近発売されたばかりのキヤノンミラーレスフルサイズ一眼(これまでとマウントが違うのがちょっと気になる)や3000mm相当の望遠レンズの付いた巨大なコンパクトデジタルカメラ^^?、を触ったりした後で、その足でお茶の水の楽器店街へ。

お茶の水のギターショップのウッドマンさんにて売りに出ていたギターアンプが気になっていた。64年前のギターアンプ(1954年製Fender champです。古いのでもちろん真空管アンプです)。ヴィンテージのアンプを弾くのは初めてだが、弾いた即座に「!」となった素敵な音^^。オーブントースター程度の小さな筐体に、3Wの小さな出力にもかかわらず、低音は響き高音もクリアなだけでなく、躍動感・弾力感のある弾いていてとても気持ちの良い音楽的な音。エレキギターやギターアンプというものが普及し始めたばかりの黎明期の製品がこんな素敵なものとは思わなかった。

買っちゃいました^^←60年も前の電気製品で煙を出したり火を噴いたりしなければいいけどと思いつつ。

写真ではまだマシですが、かなりボロボロのヨレヨレです。

パイオニアのすごさはヴァイオリンでも同じだ。ヴァイオリンを発明した人物ともいえる1500年代のアンドレア・アマティやガスパロ・ダ・サロは現在でも音量豊かで音質も素敵だ。何らかの必然性があって発明したのだろうけれど、必然性を満たす工夫が永遠に保ち続ける力になるのだろう。

その製品が普及し始めると、見た目だけが似通ったコピー商品が出回るのは昔から同じこと。多少便利になったように思わせてどんどん質が悪化する。ヴァイオリンでもギターアンプでも同じだ。

おそらく3Wというパワー不足を何らかの方法で補いたかったのだろう。アンプの筐体をよく振動させることで音域不足・パワー不足を補いたかったのだろうか。結果としてバカでかい音ではなくヒューマンスケールの程よく気持ちいい音量にもなった。

フェンダーの創始者レオ・フェンダーさんはラジオ屋さんでギターは弾けなかったそうだ。だからこそこんな柔軟な発想ができたのかもしれない。ヴァイオリンも修行と言う名の思考停止はよくあることで教訓にもなり得ることです^^;。

ボリュームだけで何もついていません。 
今どきのアンプは電子制御で何でもできるのだが、むしろ何もできなくなっている退化

 



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