ホーム >
木曜・土曜は東京にてレッスン。7コマ＋9コマと土曜日は満員大入り大御礼になりました。今回初めてお越しの方もおられたし、海外から3年ぶりにお越しの方もおられ嬉しく思いました＾＾。お越し頂いた皆様有難うございました＆わたしも頑張りました。
今週は内視鏡検査を受けたり、楽器を受け取ったり、台風が来たり、あまりに盛りだくさんで疲労感もあり…＾＾；。それにもかかわらず新しく買ったヴァイオリンをレッスンでも使いつつ小まめに整備をしている。楽器店で整備をして頂いているが、楽器は買ったままでは到底使えないもの。古い楽器ならまずは掃除を。楽器店である程度きれいにしてあるものだが、それでも長年の汚れが堆積している場合も多い。
買った楽器もひどくは汚れていなかったが、楽器内部にダストボールが転がっていたし、過去に着色されたようで妙にのっぺりした安物楽器のような見た目だった（販売時に状態よく見せかけるための加工はよくあること。手間をかけているわけで高価な楽器として取り扱われた過去があると推測される）。
こういった古い「汚れ」を取り除くと、色のムラや傷、ニスの剥がれた箇所が出てきて、良い表情になってきた。傷などがあるのは良くなさそうだが、年代相応の表情になっていた方がわたしには自然に見え好ましく思える。「汚れ」を取り除いたらポリッシュでひと通り磨く。
汚れを取り磨いて振動版の状態が変わると音も変わる。胴体だけでなくテールピースや指板、ペグなど各部を磨き、駒やナットの弦との接点を滑らかにするにつれて音も艶やかになってくる。
弾き込みも。金曜日に恵比寿のギターショップカリスさんで9月9日の演奏ための合奏練習にお付き合い頂いた際もこの楽器で弾き、土曜日のレッスンでも多用した。思った音が出ない違和感や不満はあるが我慢して弾く。当初反応が鈍くフォルテしか弾けなかったが次第に振動に慣れてくるのかレスポンスが良くなりピアノまで出せるようになってくる。経験上、充分に実力が発揮できるまで半月はかかるようだ。
少しでもうまく結果が出ると疲労感も吹っ飛ぶ＾＾。音の変化が楽しみです。
