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18/8/6 違いが分かるためには 

8月6日

政治的思想的なことは書かないようにしているのですが、この日は書かせて下さい。

今年に入ってから社会的弱者がクローズアップされている印象だ。性差別、性的マイノリティなどその人柄に関係ない差別の横行は、「有色人種だから新型兵器を使っても良い」という発想に通じるものだろう。無意識のうちに差別はしているもの。また意識的に他人との差別化のために衣食住の格差があるものだろう。性別や肌の色から衣類やアクセサリなどまでの外的な情報によらず、その人柄・能力で評価できるようになれればと願う。とても難しい事だとは思う。

違いが分かるためには

土曜日・日曜日は東京にてレッスン。9コマ+7コマと土曜日は満員大御礼!、日曜日も大変多くの方にお越し頂きました。今回遠方の涼しい土地から暑い東京までお越し頂いた方もおられました。お越し頂いた皆様有難うございました。

レッスンにお越しになった方と「違いの分かる人、分からない人」の話になった。大変興味深い話題だ。人によってはヴァイオリンの音なんてどれも同じだと思うし、人によっては部品がひとつ変わっただけでも「全然違う」と感じるもの。ヴァイオリンの指導をしている人の中にも「弓なんてどれも同じだ」と言う人もいるし、楽器店の方にお話を伺うに音の違いに関心の薄い演奏家も少なくないようだ。

弁別閾の差に様々な原因はあろうけれども、知識と経験量の比率だろうか。微細な違いを感じ取るのは関心をもって接した経験量がものを言う。一方、知識は微細な違いを感じ取るための着眼点に使えば「違い」に気づきやすくなるが、反面、知識が先立つと判断を鈍らせる事にもなる(「ストラディヴァリ→音が良い」と単純に思い込むことなど。こうなると情報で一杯になって音なんて聴こえない)。

肌の色や性別などの情報によらない人の判断に似ている。情報をうまく御しつつ、疑いを持ちつつ、経験による事実を積み重ねていくことで微細な違いが分かるようになっていくのだろうと思う。事実の積み重ねこそが本当の判断力になり得る。

 



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