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先日の豊洲シビックセンターでの自分の演奏動画を見たら憂鬱になりました…。
火曜〜木曜は東京にてレッスン。木曜夜は空いたものの今週は大盛況でしたし、9年ぶりにお越しの方もおられとても嬉しく思いました^^。お越し頂いた皆様有難うございました。
わたしのイメージする「理想の音楽」でもあるし、「理想の指導者」でもあります。
カルロス・クライバーの振るウィーンフィルニューイヤー1992です。
コンマスもわたしの好きなゲルハルト・ヘッツェル!
説明の要らない大名演です!!(ニューイヤーの中でも最高の名演と思います)。音楽そのものが生命感を持って生きている!音楽とはこういうものを言うのだと思うし、こんな演奏が一生に一度でもできたらいいなと思う。
クライバーはリハーサルでは微に入り細に入り要求したという事だが、本番では指揮台の上で優雅に踊っているだけでオケにお任せのように見える(実際は巧みにコントロールしているが)。
指導もこうありたい。要求事項は的確に伝えなければいけないが、それは「好きに弾いてもらう」ためにやっていること。実際、ある程度弾ける方にはその曲の仕上げの時は「後は好きに弾いて下さい」とするし、最近しばしば共演して頂いているギタリストの方々にも「合わせようとしないで弾きたいようにお願いします」とお伝えする。この方が合奏をする上でも音楽が生きるしタイミングも合うから。
人に何かを求める時は、最小限のルールや要求はきちんと伝えた上で「後は良いようにお願いします」が最善と考えている。