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水曜・木曜は東京にてレッスン。特に水曜は9コマの満員大御礼となりました。今回、「音色」がいつしかとても良くなっている事が分かった方もおられ、私としては嬉しく思いました^^。お越し頂いた皆様有難うございました。
うちのレッスンでは「良い音」「音色」ひいては「音楽的な音」を重視している。「音程」も大事であるし「リズム」はもっと大事だが、更に大事なのは「音楽的な音」と考えている。そのためにも「音楽的な音」に関心を持って頂けるようにと進めているつもり(元々音色に関心のある方がうちにはお越しのケースが多いかとも思うが)。
音程は正確に弾けても音色が崩壊しているケースは巷で少なからず見られる。演奏者の技量による場合も、楽器自体や楽器の調整による場合もある。いずれにしても、根本的な原因は「音色に無関心」なことと思う。
やるべきことはそれほど複雑なことではない。きちんと楽器を響かせて音を出すこと、音価の通りに響かせ続けること、異音を減らすこと、音の角を滑らかにすること。それが難しいとも言えるが、何より難しいのはどれだけ音色に関心を持てるかだ。
関心を持てないものは改善しようがない。違いが分からなければ関心も持てない。違いが分かってもその基準が低ければ違いの意味は薄い。インスタントコーヒーが最高と思ってそれ以外に関心を持っていない人にはインスタントコーヒーの違いしか分からないだろう。
わたしもより多様で上質な「音色」を追求していきたい。「音色」について違いが分かれば音楽人生は豊かなものになるし、聴き手にも「心地良さ」を提供できるものと信じてやっております^^。