ホーム >
水曜・木曜は東京にてレッスン。今週は大変に多く8コマ+9コマの大入り大御礼となりました^^。ご心配も頂き有難うございました。咳は出ていますがもう概ね大丈夫です!お越し頂いた皆様有難うございました。
金曜日は新幹線に乗って名古屋のシャコンヌさんへ。もう寝ていかなくて大丈夫なので、普通席でいつも通りキーボードを叩きながら移動。修理に出していたヤコブ・ユーリの弓の受け取りに。そのことに関してはFacebookに書いたが、傷んだものが直って、健全な姿になって、音もこれまでより元気になるのは嬉しい事です^^。
修理前:フロッグが欠けてスティックとも合っておらずガタツキ
大変に健全な状態になりました。継ぎ目もほとんど分からない。
構造的に適切な状態になって音もレスポンスも良くなった^^
お店で修理中の興味深い楽器を拝見させて頂いた。大変に良い楽器だが、過去の修理で何度も何度も直されているもの。ツギハギだらけだが、それは必然性あっての姿でむしろ健全だ。
わたしも所有していたことがあるもののオールドレプリカには否定的だ(音で選んだ結果がグァルネリのレプリカだった)。ただ古びて見せるだけのものは虚しいし、レプリカ具合も大抵は中途半端(ペグ孔のブッシングやハーフエッジなどがされていないのはむしろ不自然)。エレキギターにもオールドレプリカがあるが、傷や剥げを貫禄と勘違いする人が多いから商品になるのだろうけれど、必然性ない傷みはわたしには単に汚らしいものと感じる。
歴史の中で使われ続け、壊れて、直してを繰り返してきた結果として必然性ある姿がオールドヴァイオリンの見た目だ。オールドの見た目を求めるのなら本当のオールドを使うのが、オールドであってもうわべの見た目だけでなく機能的にきちんと修理された姿が健全と思わされました。