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土曜・日曜は東京にてレッスン。体調を崩される方が続出し余裕の日程になってしまいました。その分わたしの練習が大変に進みまして^^;。どうぞ皆々様お大事になさって下さい&雪になるそうですのでくれぐれもお気をつけ下さい。お越し頂いた皆様有難うございました。
小室哲哉氏の引退のニュースには考えさせられることがありました。世代的に小室氏の全盛期を知っているだけにその幕引きは何とも寂しく切なく思いました。そのことについてはFacebookに感想を書かせて頂きました。
→https://www.facebook.com/violinwakaru
金曜日はヴァイオリンを持って恵比寿のギターショップカリスさんへ。できたら面白いねというお話をしていたヴィヴァルディ「四季」の「夏」の初合わせ。あちこち響きの寂しいところはあるものの結構いけそう^^。
興味深いクラシックギターも使って合奏をして頂いた。ドイツ製のギターなのだが、文字通りピアノのような重厚かつ大音量が出るギター。合奏の時は無意識のうちに相手とバランスを取って弾いているものだが、これで合わせて頂くとヴァイオリンもピアノ伴奏で弾いているような弾き方になった。
これは「威圧感」を与える音と感じた(その意味でもドイツらしい)。わたしは音楽で聴き手を圧倒しても威圧するのは賛成しない。教えている立場上、威圧的に感じさせている時もあろうとは思うものの、可能な限りそれは避けようとしている。
ギターとヴァイオリンの合奏で気に入っているのはそのカジュアルさ。楽器の音としても「ねえねえ」と笑顔で話しかけてくるラテン系の楽器が好みだ(実際わたしの持っているクラシックギターはスペイン製とフランス製、ヴァイオリンはイタリア製と日本製)。ヴァイオリンでは「高い白い雲と抜けるような青い空の見える」音を出したいし、ギターでも「空間に広がる良い香り」のする音が出したい。
そこに眉間にしわを寄せたゲルマン系な威圧感ある音が入ってくると、カジュアルさが消えて「クラシック音楽」みたいになるものなのだと興味深かった。でもだから「クラシック音楽」はそういうイメージなんだなとも。ギターらしくないとは言えるが「クラシック音楽」には最適なギター。不思議でした。