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土曜日は東京にてレッスン。この日は久しぶりにお越し頂いた方も含め、8コマと大変に多くの方にお越し頂きました。お越し頂いた皆様有難うございました。また、久しぶりにご予約の方も(しかも、お二方。こういうのはなぜか連続するものです)。ここのところ久しぶりにお越し頂ける方が続いて嬉しく思っています^^。
金曜日。楽器の勉強をさせて頂きに出かけた。11月に素晴らしい弓を入手したので、現在弓やボウイングについて興味を持っているし疑問も続出。
大変に珍しいチェロを見せて頂いたし(わたしはチェロは弾けないので見るだけ)、「ヴァイオリンと弓の相性をよく聞くがその実態は?」「タブスやドッド、ヒルなどイギリスの弓は名前は聞くがその割には安価なのはなぜ?」「弓のフロッグが音に与える影響は?」と漠然と感じていた疑問が、自分なりにある程度解決できて大いに有意義だった^^。
同じ弓でオールドイタリーとモダンイタリーを弾かせてもらったら、某オールドでは響き渡るのに某モダンではまるで滑って音が出ない。オールドでも楽器によってはかみ合うし楽器によっては滑る。高額な名弓でも楽器と弓の波長が合わないとまるで情けない音が出た。確かに「相性」はありそうであるし、うまく弓と楽器がかみ合うことで「音楽」が生まれるものと。
イギリスの楽器には、楽器ならオールドイタリーの名品、弓ならトルテと見まがうような見た目のいいものがある。ところが価格はそれほど高額なわけではない。それが構造上の違いに由来する性能差として理解できた気がする。
同じ製作家のスティックに一方は古いフロッグ、他方は新しいフロッグを付けたものを弾かせてもらった。共通する要素と異なる要素があり、異なる要素がフロッグによる音の変化だろうかと。併せて弓の年代の判定方法も教えて頂いた。自宅に戻ってからその方法で手持ちの弓で試してみたら、見事に年代順になった。
いずれも良い楽器・弓とは、あるいは正しい弾き方とは、に直結することで大いに有意義でした^^。自分にとっては最高のクリスマスプレゼントになりました。本当に有難うございました。