ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」はヴァイオリンに対して熱意を持って取り組んでいる方を応援します。

17/11/26 発見多数で嬉しくてヴァイオリンブーム到来

発見多数で嬉しくてヴァイオリンブーム到来

日曜日朝の富士山は格別に美しく見られました。万葉の昔から無数の人がこの山を眺めたと思いを馳せると最高のロマンです。7時55分から8時頃までわたしは毎回感動して眺めています^^。

土曜日は東京にてレッスン。今回初めてお越しの方もおられ嬉しく思いました。お話させて頂いたことがお役に立てばと願っております。お越し頂いた皆様有難うございました。また、金曜日はギターとヴァイオリンの合奏練習のため新しく購入した弓を持って恵比寿へ。この顛末はFacebookに書いた。

https://www.facebook.com/violinwakaru

弓の購入がきっかけでヴァイオリンへのモチベーション急上昇中。別の手持ちの弓とキャラクターが大きく異なり、かつ主張の強い弓だが、その分発見が多くて楽しい。演奏の9割は演奏者の技量であるし常に疑問と不満を持っていて道具の良さが身にしみるものだから、演奏技術をおざなりにして過度に道具にこだわるのは反対だ(説得力なし^^;)。でも道具が変わることで気づく発見も多いもの。

右腕の肘の高さや持ち方を含めた弾き方(ロシア式、ドイツ式などと分類される)は弓に依存すると気づいた。今回の弓は肘を上げて弾いた方がうまく音が出る(というか自然に肘が上がる)。でも別の弓では同じ弾き方ではうまく音が出ない。と言うことは、奏法が先に来るのではなく弓に合った弾き方が適切な弾き方なのだろう。それをすっ飛ばして「ロシア式が良い、ドイツ式は古い」と考えるのは不毛な議論だ(なおロシア式も今では古めかしいと言えます)。カール・フレッシュはある意味トルテにもペカットにも近いペルソワを使っていたがどう考えていたのだろう。

古い楽譜によく見られる音色を大切にしたフィンガリングも弦による音色の差に意味が出る。苦しい音と思っていたハイポジションでのSul Gが朗々と歌えるし音程も合いやすい。コードも低音が強いので和声のバランスが成り立つ。ヴァイオリンの無伴奏曲は低音が無くて無理があると思っていたが、差音も明確に出るので配慮して書かれた曲なら成り立つかもと思わされる。音楽的な意味も多く発見できて嬉しいし、逆にこれなら名人たちが言及する通り楽器任せに楽譜通りに弾けば音楽になるなと。

そして音。子供の頃アイザック・スターンのいぶし銀の太い音が自分の求める音だったが、今回の弓で弾くようになってそのことを思い出した。時に「自分が何を求めていたのだろう」と分からなくなることはある。それを思い出させてくれたことも大きい。

スターンの弾くシベリウス。71年とスターンのあまり良くない時期の演奏ですが、北欧の広大な雪景色が目に浮かび素晴らしいです。高校生の頃弾いた思い出の曲なのですが長らく放置、3年ほど前に復元した後は再び放置状態でした。早速改めて復元工事を始めました。

 



大人のためのヴァイオリン教室 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」
東京レッスンの予約 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」愛知レッスンの予約 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

「ヴァイオリンがわかる!」運営者の日記 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 ツイッター  ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 Facebook  ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 インスタグラム