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土曜・日曜は東京にてレッスン。久しぶりにお会いする方もおられ嬉しく思いました＾＾。お越し頂いた皆様有難うございました。
Facebookにも書きましたが、金曜に名古屋のシャコンヌさんで弓を購入しました。皆様の予想・期待通りでございます＾＾；。パジョーの弓を下取りに相当金額を足して購入できたもの。貯えで一括支払いはできたものの（うちは無借金経営のニコニコ一括払い＾＾）、金策のため月曜日にはお茶の水に行き手持ちのアコースティックギターを一本委託販売に出しました。
典型的なスタイルですのでわかる方にはわかるかと思います。
参考にならないと思うので今回はお聞き頂いても製作者名も値段も公にはせず。何も底意地悪く秘密主義になって自分だけの宝物にするわけではないが、このブランドで探しても同じ結果にはならないから（特にインターネットは名前だけが独り歩きする）。この製作者でこんなのは初めての特殊な個体と言っていい。実際、長さは通常より1.5cmほど短いし63.5gと重いし、材質もフェルナンブーコではなくアイアンウッド。
弓で音が変わるのは分かっているけれども、ここまで変わり得るのかと改めて驚いた。3年前までご指導頂いていた故玉置先生に喜んでもらえそうな厚みある芳醇な響きの西洋音楽の音色。うまくいく時にはスピッカートもサルタートも自由自在。右手の負担が減るためか左手も余裕が出る。技術的に苦労していた箇所がこんなに簡単に弾けるのかと驚く反面、思わぬところで予想外の動きや変な音が出て弓にバカにされもする。相当弾き方を工夫し考えないと弾きこなせない。
いつも楽器や弓を買うと無邪気に嬉しいものだが、今回はむしろブルーにもなっている。あの音は人ではなく弓が作っていたのか、あの技術は人ではなく弓がやっていたことなのかと、むしろ人間の存在が小さなものに思えてブルーに。
これはレッスンで使う弓になるかも分からない。今回手持ちの8本の弓とも比べて手持ちの弓にも良い音のものもあることは確認できたし、この弓を基準にすると話がかみ合わなくなる。むしろわたしにとって新しい基準を作る用途になるだろうか。自分の基準を常にアップグレードし続けることは必要なことだから。
