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日曜・月曜は愛知にてレッスン。今回少し冠雪した富士山がきれいに見えました＾＾。富士山見物は新幹線での移動の楽しみのひとつ（富士山が見えないと結構がっかり）。急遽お休みになってしまわれた方もおられましたが6コマ＋8コマと多くの方にお越し頂きました。お越し頂いた皆様有難うございました。
日曜日朝の富士山。だいぶ冬めいてきました。
今回1年半ぶりにお越しの方がおられた。最近久しぶりにお越しの方が続いて嬉しいです＾＾。それぞれの方に色々あって、でも再びヴァイオリンが弾ける状況と弾けるお気持ちになられたのであれば私にとっても嬉しいこと（お話を伺うとかなり深刻な状況だった方もおられます）。
私は仕事なのでどんな状況でも楽器は弾かないといけないが、続けること自体が最もしんどい事は身をもって理解できる。日々自分にもいろいろ起こるし、身の回りも様々な事件が起こって平穏な日々は続くとは限らない。諸行無常。
久しぶりにお越しの方の演奏技術がメチャクチャになっていないか心配するのだが、ひどく衰えているケースは少ない（多少バランスを崩していることは多い）。今回も力加減や楽器の持ち加減を調整しただけで良い音が出るようになった。教わる側も忍耐だが、教える側はそれ以上に我慢の連続で組み上げていくもので、崩れていない様子を見ると安心と嬉しい。そして、時間をかけたぶん自分のものになっているのだろう、苦労してボウイングやヴィブラートを組み立てた方ほどむしろ衰えない。
時間をかけて覚えたことを見捨ててしまうのも勿体無いと思う。哲学に「なぜ自分が自分なのか」という大問題があるが、自分の中に存在する能力の集合が自分なのだろう。それぞれの方にとって自分が最も特別であることは教える側としていつも意識はしている。
わたしにもヴァイオリン以外にも時間をかけて覚えたけれど放置状態のことがいくつかある。楽器なら特にホルンとドラムスは復元させたいし、大学・大学院で学んだ認知科学は今も関心はあるがその後はフォローできずじまい。そのうち物置の奥から取り出して煤払い・錆落としをして、改めて磨くことができればいいなと思っている。
