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17/10/20 音が生きていること

音が生きていること

水曜・木曜は東京にてレッスン。お越し頂いた皆様有難うございました。久しぶりにお越しの方がおられお元気なご様子に嬉しく思いました^^。またご連絡頂き数年ぶりにご健在と分かった方も。ここ最近ご本人やご家族の事情でお越しになれなくなってしまった方も少なくなく、また私の個人的な事情でも、「平穏な日常の日々を大切に」と思わされています。どうぞ皆々様、元気であること、できればご自分や身近な方のために時間を使うことができますことを。

ヴァイオリン購入のご相談を頂いた。私の側では意見を言わないよう心がけているものの、お持ちになったのが某有名製作家の楽器で、ネームバリューに惑わされがちなもので、これだったらお持ちの楽器の方が良いのでは?と率直に意見を申し上げた(実際、某有名製作家の楽器よりお持ちの楽器の方が良かった)。

ヴァイオリンにしてもギターにしても私の楽器の選び方はシンプルで「音が生きている」こと。CDなどの音源を判断する時も、生きた音・生きた音楽の演奏が最低条件(名演奏家の音楽は確実に「生きている」のがすごいです)。自宅のオーディオ機器も細かな「音色」「解像度」「表現力」ではなく、お店で聴かせてもらって音の生命感だけで判断した(結果ダリのスピーカー、マッキントッシュのアンプ、ラックスマンのCDプレイヤーになりました)。「音が生きていてすげえ!」という基準だと、数秒も聴けば善し悪しは判断できる。逆に細かな事に惑わされたものはダメで、手放す結果になったものが多い。

生きた音=エネルギーの大きい音と言えるだろうか。音量だけでなく、音の濃密さというか密度と言うか、存在感というか。レッスンでも「音楽を演奏すると言うことは音楽を生き物にすることだ」といった趣旨のお話をしばしばするのだが、楽器の側で音が死んでいては何ともならない。

楽器店の展示会シーズンでもあるし、弦楽器フェアも開催される。音色を判断するのは困難だが、生命感=音のエネルギーは比較的簡単に判断できると思う。また可能なら名品を触って、名品の持つパワーを感じ取ることができればと思います。



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