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17/10/16 伴奏で変わるメロディと弦を巡る旅の終わり(ギター弦ですが)

伴奏で変わるメロディと弦を巡る旅の終わり(ギター弦ですが)

土曜・日曜は東京にてレッスン。急に寒くなってやはりというべきか、ご本人やご家族が体調を崩されてお休みの方も出てしまいました(どうぞ皆様ご自愛ください)。とはいえ土曜日は8コマとなり、今回も多くの方にお越し頂きました。今回明らかに前回より音程が良くなった方もおられ嬉しく思いました^^(目に見えて成長が見られると教える側にとっても嬉しいものです)。お越し頂いた皆様有難うございました。

金曜日に恵比寿のギターショップカリスさんにアコースティックギター2本とヴァイオリンを持って出かけた。12月のひたちなか市での演奏で弾いて頂くギターを決めるため。共演して頂くギターでメロディのヴァイオリンの弾き方が変わるものなので。

ギターは1900年製Martin 1-21と1907年製Martin 0-42だが、同じメーカーの近い年代の楽器でも、1-21の時はヴァイオリンをパワフルに元気に、0-42の時は疲れた哀愁ある音色で弾きたくなる。1-21の方が楽器としては状態が良く豊かで健全な音が出るのだが、今回はピアソラという事でむしろ不健康な妖しい音色の0-42が望ましいと判断した。ギターの音に合わせてヴァイオリンもそういう音色で弾きたくなるのだから面白い。

合わせて頂く楽器でヴァイオリンの弾き方が変わるのはいつもながら不思議だ。するとピアノ伴奏であれば例えばファツィオリのピアノだったらヴァイオリンはどういう表現が出てくるのだろうかと興味は尽きない。

Martin 1-21と0-42。1-21の方が小柄だがむしろ音は大きく太く元気。

お店でギター弦も購入した。クラシックギターを始めてから2年間で弦もあれこれ試した。ようやく弦を巡る旅の終わりが来たようだ。

クラシックギター弦の定番に落ち着いた(低弦:オーガスチン赤、高弦:オーガスチンのインペリアルもしくはリーガル)。ヴァイオリンで言えば、ADG線にドミナントのミッテル、E線にゴールドブラカットの0.26のイメージで、定番かつ安価な点でもヴァイオリンと同じになった。

あれこれ試した結果、定番商品に落ち着くのは感性の普遍性を示し好ましいこと。もちろんコストも低い方が嬉しい。でも、試行錯誤を経ないと定番の意味もコスパの意味も知らずに過ぎることでそれは寂しいことかもしれない。故郷を離れてはじめて故郷の良さを分かるのに似ているだろうか。あれこれ巡った結果、自分の中の閾値を超えて「常にこれで充分」というものは決まってくるようだ。

ヴァイオリン弦の旅は終わっているものの、しばらくするとまた旅に出たくなる。ADG線はドミナントのミッテルかオリーブ、E線はゴールドブラカットの0.26かオリーブに落ち着いていたが、ここ最近またゴソゴソし始めている。改めてオイドクサを試そうと思っている今日この頃。

あれこれ試したクラシックギター弦の袋の一部(この倍くらい試しました。我ながら凝り性)。
弦が決まったのでようやく古い弦と袋を捨てられます。

 



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