ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」はヴァイオリンに対して熱意を持って取り組んでいる方を応援します。

17/9/24 クラシックギターを始めて2年

土曜日は東京にてレッスン。この日は私の都合で夜間帯3コマはお休みにさせて頂いていましたが、都合が無くなり空き時間になってしまいました。今回初めてお越しの方もおられ午前帯・日中帯は6コマと満員大御礼に^^。またレッスン外に以前お越しになっていて気にかけている方がお越しになり、あれこれありつつ順調な様子にとても嬉しく頼もしく思いました^^。お越し頂いた皆様有難うございました。

最近日記には登場しないが、2015年9月に思い立って始めたクラシックギターが細々と続いて2年になった。ここのところ気ぜわしく外出も多く触れない時も多いが、自宅にいる時は可能な限り少しでも毎日弾くようにしている。

武満徹「ギターのための12の歌」中の「失われた恋」とタレガ「グラン・ワルツ」を細々と練習中。工夫もなく練習時間も短時間なのだが、何回も弾いていると少しずつ形になってくるのは嬉しい。

始めた当初の熱い気持ちは既に無く日常になっているが、それでも少しずつ取り組んでいくと一歩ずつ前進するし、進んでいれば発見もある。先日も私のギターが急に良い音になった気がした(気のせいの可能性も高い^^;。でもうまく響かせる弾き方に気づいた気がする)。以前も書いたが本当のポリフォニー楽器であるクラシックギターから、ヴァイオリンの重音の音程についてやヴァイオリンをうまく響かせることにも気づきは多い。

お手本にする音源は世界的巨匠にすべきだ。「楽器を弾く」人は多いが「音楽ができる」人は少ないもの。セゴヴィアはギター演奏を「音楽」に昇華させているし、機械的な演奏と言われるジョン・ウィリアムスも、同じ曲を某日本人演奏家と聴き比べたら「歌」にあふれていることが分かった。

恵比寿のギターショップカリスの高矢さんが、実に良い音で歌った音楽をされる方(実際グレン・グールドやカザルスのように弾きながら声で歌っておられる。手ではなく頭で弾いているのだなと思う)。また親しくして頂いている名古屋の山口先生もとても良い音を出される方。プロ演奏家を含めいろんな方の演奏を間近で聴いたが、テクニカルに上手な人が「音楽」をしているとは限らない。身近なお手本が「音楽的な音」で「音楽」として演奏出来る方で、しかも音楽一筋でもなく、けれども音楽全般や楽器にも造詣の深い方だったのは幸運だったのだろう(視野の狭い人はやはり音楽もスケールが小さく薄い)。

楽器は初心者でも可能な限り良い楽器をきちんと調整して使うのが好ましい。最初に買った大きめのアントニオ・マリン・モンテロは弾いていて手が痛くなり、カズオ・サトーは音に飽きて、標準サイズのエンリコ・ボッテーリは音は素晴らしかったが自分には大きく手が痛くなった。楽器も続けるためには大事な要素だ。小さめで音の良い楽器を紹介してもらえたからこそ、今でも続いているのだろうと思う。

2年続けて全てにおいてヴァイオリンと全く同じだなと思う。音楽についても、楽器についても、始めてから今に至るまでの気持ちの浮き沈みについても同じだ。「やりたい事が無くなった」「やりたい曲が無い」のは不幸だが、幸いに手がけたい曲がまだ多くあるし、良い音で音楽ができればと願っている。

自分のクラシックギター。
640mmのマゼと635mmのエステソ(いずれも標準より小さめ)。
自分の腕前にはあまりに贅沢と分かっているが、これで概ね落ち着いたようだ。

 



大人のためのヴァイオリン教室 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」
東京レッスンの予約 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」愛知レッスンの予約 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

「ヴァイオリンがわかる!」運営者の日記 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 ツイッター  ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 Facebook  ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 インスタグラム