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水曜・木曜は東京にてレッスン。お仕事の都合でお休みになってしまわれた方もいらっしゃったものの両日とも7コマと多くの方にお越し頂きました。今回は私の側がヘトヘトに･･･。教える仕事は体力勝負の面があるのだけれど体力無くなってきたかなあ。走り込みしなくては＾＾；。お越し頂いた皆様有難うございました。
ヴァイオリン演奏もスポーツと同じく、身体能力を最大限に発揮できることが好ましいテクニックとなりうる。無理なく無駄なく、緩すぎず強すぎずの加減となるのだが、バランスが偏っていて好ましい結果が得られていないケースは多い。中庸な加減・程々の加減を知って頂くことはレッスンでも多くお話すること。
身体には急激な負担をかけない方が好ましいと考える。特に大人の方の場合はご本人が望んでも充分な練習時間が確保できない場合も多い。「昭和的」に子供にウサギ跳びをやらせるのはもちろん、訓練を積んでいない大人に急にウサギ跳びをやらせたらどうなるか？運動能力の向上以前に健康を害してしまう最悪の結果になる。
もちろん国内での伝統やヴァイオリンへの一般的な姿勢は理解しつつ、大人へは身体に対する過度な負担は避けるよう、お子さんには心への過度な負担は避けるようにと心がけている。「できる大人」ほど負担が集中して身体を壊し、「できる子」ほど大人になってからうつ病など心を壊すのは、「昭和的教育」の被害者なのではと思わざるを得ない。
過度な完璧主義は危険な教育法だ。「頑張れば結果はついてくる」も適切なプランが無ければ事態はむしろ悪化する。ヴァイオリンと友達になるには圧力よりも対話だ（ここ最近よく聞くセリフだが。またミサイル発射したし）。のんびり構えているわけではないのだが、急いては事をし損じる。まずは「悪いところを減らす」から始め「気づいたらまずまず弾けるように」として差し上げるようにできればと考えている。
