ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

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17/9/10 マニュアル通りが近道ではあります

土曜日は東京にてレッスン。急遽お休みになってしまわれた方もおられたものの、8コマと大変多くの方にお越し頂きました。お越し頂いた皆様有難うございました。

いつもお話ししていることだが、まずは愚直にマニュアル通りにやってみることが上達への近道ではあると思う。我々日本人(というかアジア人全般と言えるかもしれない)はマニュアル通りの作業は苦手なもの。勝手にフィンガリングやボウイングを変えたり、クレッシェンドを付けたりと自分でひと工夫してしまいたくなるもの。

わたし自身もマニュアル通りは得意ではなく、取扱説明書は読まないタイプ、子供の頃のプラモデルは必ず部品が余ったクチ。2014年まで10年間ご指導頂いたヴァイオリンの先生に「楽譜に敬意を持って、まずはその通りやってみること」「自分の感じたように弾くのではなく、正しくちゃんと弾きなさい」とよく指摘された。今となっては確かにその方が望ましい結果になると分かるし、それこそが一番難しい事とも感じる。

例えば、クロイツェルの15番から22番までトリルの練習が続いて省略したくもなるが(実際、クロイツェルは必要な番号を抜き出して使うことも一般的には多い)、それぞれの番号で多くの方が引っかかるところを突いてくる(クロイツェルは技術的な弱点のよく分かっていたからこそ名演奏家だったのだと思う)。この「トリルシリーズ」はヴィブラートやボウイングにもメリットがあるため技術的な無駄はなく、やはりひと通りやる価値はあると感じる。

マニュアル通りやらない自由もあるとは思うし、イイトコドリが効率よく吸収できるように思える場合もあるだろう。反面、法律や論文などは西洋思想そのものと思うが、我々アジア人にとっては意識して楽譜も法律や論文のような接し方をするべきと思うところです。

 



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