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日曜日は東京にてレッスン。体調を崩されて急遽お休みの方もおられたものの8コマと大変多くの方にお越し頂きました。土曜日の演奏とその前の準備のため、特に心が疲れたのかお伝えしたいことをうまく言葉にできず拙いレッスンになってしまった印象がありました。大変申し訳ありませんでした。お越し頂いた皆様有難うございました。
月曜日。蒸気機関車が牽引する汽車に乗りに出かけた。15日の演奏後は休養が必要になるだろうと思って予約していたが、案の定、大変気持ちが疲れた状態（嫁さんと話していても伝えたい言葉が出ない）で熊谷駅へ。
秩父鉄道の熊谷駅から三峰口駅の往復でSLパレオエクスプレスです。
汽車には一度乗ってみたかったが、汽車なんてノスタルジーのもので乗車中は蒸気機関車の存在なんて忘れ単なる列車になるだろうかな、とも冷めた想像していた。ところが全然違う楽しさがありました＾＾。
撮り鉄の方や子供連れの方、川でカヌーをしている方など沿線の方々がみんな汽車に手を振ってくれ、手を振り返したり、こちらから手を振ったりがとても楽しい。日常生活の中で、見知らぬ人に手を振ったり振られたりすることは無いことで、汽車が単なる移動手段ではなくコミュニケーションできる存在というところが発見。
汽笛の音は文字通り山の中を響き渡りほのかな哀愁とともに心地良い。蒸気機関車が客車を一生懸命引っ張る様子が感じ取れるし（坂道で自転車を一生懸命こぐような前後の振動があります。誰かが一生懸命自分を引っ張ってくれる感も日常には少ない）、上り坂になると煙が増え速度が落ちていくので「頑張って！」という気分にもなる。窓を空けていたら煙の臭いはするし煤をあびる。一生懸命走る割には速度は実に遅い＾＾；。多少不便だけれども人との直接的なつながりを感じる昭和的な非日常。
とっても楽しかったです（特に行きは上り坂で機関車の一生懸命さが伝わります）。人間不信になったり、自信喪失したりと心が疲れた時にこそぜひぜひお勧めです。
蒸気機関車の灰の掃除（燃やした石炭から残る灰を三峰口駅にて出します）
どさっと出てきて一面真っ白。わたしもカメラも灰だらけ。
わたしの自撮りですが、おでこの黒いツブツブが石炭の燃えかすというかススというか。
帰宅後洗髪したら真っ黒でした。
三峰口駅のターンテーブルで向きを変えて客車につなぎ直さなければいけません。
現代にはあり得ない不便さ。
