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明日7月1日午前0時から9月分のレッスンの予約ができるようになります。よろしければどうぞご利用下さい。毎度の事ながら宣伝めいて、また予約を煽るようで心苦しいのですが、「忘れていて予約できなかった」と伺うことも少なくないためご容赦下さい。9月の東京レッスンは9月3日〜7日までお休みを頂きたいと思います。ここのところお休みが多く恐縮ですが、悪しからずご容赦下さい。
火曜〜木曜は東京にてレッスン。特に水曜日は9コマの満員御礼になり、本当に多くの方にお越し頂きました。また、今回初めてお越しの方もおられました(今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます)。お越し頂いた皆様有難うございました。
レッスン室の窓からふと見たら、ネコが聴いていました。
レッスンにお越しになる方の楽器が調子が悪いことが少なからずある。駒が曲がっていたり、松脂の塗り加減が悪かったりしているケースで、楽器の調子が悪ければうまく音は出ず、演奏技術的にも本来簡単に弾けることが難しくなってしまう。
ヴァイオリンは駒が少し傾いていてもうまく音が出なくなるし、弓も松脂の塗り加減で音は大いに変化する(案外塗りすぎていて音が壊れてしまっているケースは多い)。駒の角度調整は演奏者が出来なければいけないことで、ご自分で調整できるようになるために説明をしながら、わたしの側で直させて頂くことは多い。松脂も適切な加減にさせて頂くことも多い。
楽器の調子が悪いのに無理に音を出すのはつまらない努力だ。まして教える側が楽器の問題に気づかず演奏の問題と見なしているのなら、それは「誤診」となる。更には、それで楽器の買い換えを勧めたりするのなら、例えるならオイル交換で済む問題を自動車全体を買い換えさせるのと同じで、良識ある行為とは言い難いだろう。教える側が楽器の問題をある程度は見抜けなければいけないもの。
ツイッターにも書かせて頂いたが、日々のチェックはもちろん、長年全然調整に出していなければ弦楽器専門店で調整してもらうことをお勧めしたい。それで案外驚くほど良い音になったり弾きやすくなったりするものだから。