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17/6/26 自分の弓の選び方

自分の弓の選び方

土曜は東京にて、日曜は愛知にてレッスン。今回も大変多くの方にお越し頂きました(私も頑張りました^^)。今回初めてお越しの方もおられましたし、とても良い音で安定して弾けるようになってきた方もおられ私としては嬉しく思いました(教わる側もでしょうが、それ以上に教える側としては長い長い辛抱なのです)。お越し頂いた皆様有難うございました。

レッスンの中で「弓はどうやって選定するのか?」という興味深いご質問を頂いた。得体の知れない世界だけにもっともなご質問と思う。弓選びについて書かせて頂こうと思う。

私自身の大前提として、鑑定書の付いた名弓は持っていて骨董的な弓はもう必要ないので、割安(絶対的な値段ではなく1000万円でも割安な弓はあります)で、見ても弾いても楽しい弓を、またオールド弓であってもそれをレッスンにお越しの方に弾いて頂いたり貸し出しできる弓が希望(骨董的弓はこの用途には不向き)。

展示会やオークション(弦楽器専門オークションにサンライズオークションがあります)などで、まとめて試せる機会に値段や製作者名を見ないで片っ端から弾く。その中で良いと思った弓をチェックし、もう一度弾いて、やはり良いと思ったら値段や製作者名を確認し購入対象になり得るかを検討する。値段や製作者名は見る目を曇らせるし、値段による弾き方・扱い方の差を付けるべきではない。当然、値段によらずどの弓だって大切に丁重に扱う。

片っ端から弾く時は速いテンポでD durやG durの音階(16分音符でスラーあり)で1本の弓につき2〜3秒だろうか。それでも自分にとって魅力的か分かるもので、「!」となればスピッカートや曲を弾いてみたりする。「跳ばし」がやりやすい「性能の良い弓」はいくらでもあるが、単なる音階やフレーズでもが音楽的になって、なおかつ「音色」を持っている弓は少なくそれを見つけようとしている。

店員さんにコンディションやオリジナリティの確認など値段の根拠を聞き、自分なりの値付けと比べ納得いくか判断材料にする。本当に購入一歩手前の気持ちなら価格交渉も行う(嫌な奴と思われるだろうがビジネスだから当然と考える。脈がなければあっさり引き下がる)。

既に弓をお持ちで買い換え・買い増しを検討と言うことであれば、まずは多く触って、多く店員さんとお話しする練習をしてみてと思います。店員さんのオススメや知識・見解も大いに参考にして経験値を増やしてと思います。弦楽器専門店なら店員さんのオススメはかなり信頼できて、普通の意味で悪くない弓が多いです。ただ、その上の弓を求めようとするとそれは趣味の世界ではあります^^。

ご参考になればと。

 



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