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17/5/29 幸せはシンプルなもの

幸せはシンプルなもの

土曜日は東京にて、日曜日は愛知にてレッスン。両日とも8コマ+8コマとなり今回も大変に多くの方にお越し頂きました。今回初めてお越しの方もおられ緊張なさったでしょうがわたしも緊張してしどろもどろでした。いつまで経っても最初は緊張します。情けないというべきか仕事にスレておらず健全と言うべきか。お越し頂いた皆様有難うございました。

ツイッターでも少し書いたが、速く難しいパッセージを弾くのはもちろん多くの練習の必要な重要なことだが、一音で聴き手を魅了する豊かな音色はもっともっと練習が必要でしかも重要なことと考えている。「豊かとはどういうことか」にもつながる。高級なものを体験しておくことは豊かさを知るヒントにはなるとも思うものの、鼻持ちならない「高級」は豊かさとはかけ離れたものとも思う。

最近、百塔珈琲さんのツイッターから知ったタイの漫画家、ウィスット・ポンニミット氏の「マムアンちゃん」という絵を興味深く見ている。非公式ツイッターだがこんな感じ(マムアンbot)

https://twitter.com/wisut_ponnimit

素敵な一文と絵が並んでいるのだが、この中で、犬の背中をなでる絵と「幸せはシンプル」という文章のものが気に入ったもののひとつ。幸せ=豊かさはシンプルなものなのだろう。「うららかな春の日の縁側」「いつもの毛布」「近所のパン屋さんのくるみパン」も自分にとってのシンプルな幸せ。

「幸せ」は音楽ではなく哲学で扱うべき問題とも思う。でも、「周りを幸せにする音」「聴いた人を幸せな気持ちにする音」を音楽をやる人は考え続けるべきだとは思う。「周りを圧倒する音」は20世紀的で既に時代から過ぎ去っているし、「奇抜な音」を出すのは自意識過剰だ。

幸い、特に名品とされるヴァイオリンは歴史の判断で「周りを幸せにする普遍的な音」と思う。つんざく音ではなく(そういう音になっている名品もあるが)、使い込んでざらつきの無くなった古い家具のような感触の音。音についても「幸せはシンプルなもの」→「幸せは豊かさ」と思いたいし、「いつもの毛布」のようなシンプルで豊かな音が出せたらいいなと思う。

 



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