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木曜日は東京にてレッスン。体調を崩されてお休みになった方もおられたものの、今回も8コマと多くの方にお越し頂きました。お越し頂いた皆様有難うございました。どうぞ皆様、くれぐれも体調にはお気を付け下さい。
手持ちの弓のうち一本が最近音質が気に入らなかった。硬めの音質の弓だが以前は硬い中にも滑らかさのある音質だったのに、何とも気分の悪い尖ったような詰まったような音が出ていた。松脂のせいか弓の張りのせいか、はたまた弾き方のせいかと思って何が悪いのかいろいろ試していた。
スティックに松脂の汚れが少しこびりついている事に気づいて掃除してみたら音がよみがえった。もちろんちょっとした事で音質が変わる事は知っているのだが、これだけの汚れでこんなに音質が変わるものかと驚いた。
楽器についても駒に付着した松脂を掃除するだけでも音が変わる事もある。わたしだってまさかと思うような事だが実際に変わる事を弦楽器職人さんに示してもらった時はかなり驚いた。あご当てのネジでも、アジャスターの締め具合でも、楽器の掃除でも、何をやってもヴァイオリンの音は変わる。文字通り絶妙なバランスで楽器の音は成り立っているものなのだと。
そんなわけで楽器はきれいにしておきましょうと言う事で。ただ、汚れによって絶妙な音が生み出されているという可能性も･･･（＾＾；。
