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水曜・木曜は東京にてレッスン9コマ＋7コマで16コマ。今週も大変多くの方にお越し頂き有難うございました。普段海外にお住まいのためほぼ1年ぶりにお越し頂いた方や、体調を崩されてお越しになれなくなり4年ぶりにお越しの方が今回はおられました。わたしとしても久しぶりにお会いできてとても嬉しく思いました。
うちのように大人のレッスンの場合だと明確に卒業ということはあまりなく、いつしかお越しになれなくなってしまうケースが大半となる。うちのやり方が気に入らない場合、熱意が薄れてという場合、お仕事の事情や経済的な事情など様々な理由はありうることなので、それは構わない。だが、病気になってしまわれてというケースはわたしとしては気がかりなこと。
あんなに元気に嬉しそうになさっていたのに、病気や怪我をされてしまわれた方の失望の気持ちを察すると、何とかしてあげたいけれども何とも出来ないもどかしさを感じる。実際、怪我をされて回復の期待があまり持てない方のヴァイオリンをその方のお母様からお預かりしている。楽器の維持のために弾いてはいるが、その都度人生のはかなさを思わされる。
今回お越しの方のように元気になられて、またヴァイオリンをやりたい気持ちになられたのであれば、わたしとしても本当に嬉しいことです。
いくら上達しても、とても上手であっても、笑顔の少ない日々は不幸なものであるし、その演奏は不幸の連鎖になってしまうだろう。何もレッスンにお越し下さいと言うわけではない。お越し頂いていたそれぞれの方が元気で笑顔の多い日々を過ごして頂けていればと願っている。
