ホーム >
火曜日〜木曜日は東京にてレッスン。寒い中今回も大変多くの方にお越し頂き有難うございました。初めてお越しの方もおられ、お越しの方も緊張したかと思いますがわたしも緊張しました(^^;←いまだに初めての方にお会いする時は緊張する。わたしも風邪気味なのか節々が痛いし、頭は回らず必要以上に教えすぎていた気がするし、元々うまくないヴァイオリンもより一層弾けないし。木曜日は葛根湯を飲んで早く寝た。早いところ体調を整えなければであります。
弓について、複数持っていた方が良いのか?とご質問を頂いた。確かに雑誌などでも毛替えの時のためになどサブ弓を持っていた方が良いと言われたり、一本を使い続けると弓に負担をかけるなど言われることがある。うちでも複数持っているから頂いたご質問なのだろうとも思う。
でも、普通の意味で演奏をするのであれば、良いものが一本あれば充分とわたしは思う。わたし自身も子供の頃の15年ほど一本だけでずっと弾いていたし、それで不便を感じたことも、ずいぶん乱暴な弾き方をしていたけれどもスティックがへたったと思ったことも無かった。さすがに手元の親指や小指の当たるところはだいぶ減ったが、それは使用すれば多かれ少なかれ生じること。
よほど貴重なミントコンディションのオールド弓でなければ、骨董価値や資産価値の保全を考える必要はないと思う(そしてそういう弓の資産価値を考えるなら、使用するべきではないとも思う)。
わたしがたくさん持っている理由・・・、コレクションの趣味かな(^^;←説得力なし。
わたしの持っているものは、どの弓も音は良いと思うが、修理があって骨董価値が無い弓や製作者がはっきりしない弓など、ワケありのものも多い。こういう音の良いもので、かつ割安なものを見つけた時には買っておこうと考えている(ワケありでなく割安と言うことはあり得ません。念のため)。仕事で使うにはそういう弓の方が使いやすかったりするから。そして、そういうものは売りにくいこともあって(売りにくいから安い)手元に残るが、売れるもので自分に不要であれば機会ある時に手放してしまうことが多い。
道具に徹するか、骨董価値を考えるか、ヴァイオリンの世界はその点を明確にしておくべきだろうと思います。
うちのアヤしいコレクション(^^;。いずれも音は良いです。
上から、ヘッドが破損修理ありのトルテ・スクール、
スティック破損修理ありのシャルル・ペカット、
正体不明のアダムスタンプの弓、
中古で75%引きで買ったヤマハのカーボン弓