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弦楽器で世界的に有名なお店にイギリスのベアというお店がある。ここがネットオークションを始めたと言うことでちょっと驚いた。これまでのビジネスのスタイルでは成り立たなくなってきたのだろうか・・・。
火曜日・水曜日は東京にてレッスン。遠方からお越し頂いた方や初めてお越し頂いた方もおられました。お越し頂いた皆様有難うございました。しかし随分寒くなって参りました。
チープな音ではなく厚みのある説得力ある音でと、いつものようにお話する。ノイズだらけの貧弱な音で弾いているケースはとても多く、弓を能力を超えて大きく使い過ぎや圧力をかけ過ぎなど余計なことをやり過ぎている事が多い。ノイズの多い音は情報過多で聴き疲れする。
また、楽譜通り弾くようにとお話しすることも多い。意識的なことも無意識なこともあるだろうけれど、余計な抑揚や不要なルバートを付けた演奏はとても多い。無意味な飾りや配色を行った素人のデザインのような感じに見えてしまう。これも情報過多な表現と言うことになるだろう。
イメージとして新宿の歓楽街のような景色の音楽ではなく、東京の丸の内のような音楽にできればいいなと思っている。品のある演奏は節度ある抑制のきいたもので、ノイズの少ない豊かな音で楽譜通りの音の長さと正確なリズムで弾くことが最低限の条件になるだろうと思う。
でも、現実的にはネオン街のような音楽が求められているのかもしれないな。品のある演奏と退屈な演奏は紙一重だろうし、シンプルと単純も紙一重のものだろうし。