ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」はヴァイオリンに対して熱意を持って取り組んでいる方を応援します。

ご案内

9月1日午前0時から11月分のレッスンの予約ができるようになります。もちろん日程が近づいてからのご予約も大丈夫です。よろしければどうぞご利用下さい。宣伝めいてで毎回心苦しいのですが、「忘れていた」とおっしゃる方もおられるためご案内申し上げました。


曲もまずは基礎練習と同じように

木曜日はレッスン9コマ。初めてお越しの方もおられたし、久しぶりにお越しの方もおられ嬉しく思いました(^^)。お越し頂いた皆様有難うございました。

この日はわたしの側からご提案申し上げて13時にもレッスンをやっており7コマ連続となりました(13時と17時は休み・次の準備の時間と通常させて頂いているのですが、日程のご都合がつかない時にはこの時間を使っている事があります)。わたしも頑張りました(^^;。

いつも書いていることではあるが、レッスンでは音色の改善を重視している。そのためボーイングとヴィブラートの基礎練習と練習曲を使った練習を毎回練習メニューに入れていることが多い(概ね、ボーイングの練習、スピッカートの練習、ヴィブラートの練習、音階、練習曲、ヴィブラートの練習曲、曲という組み合わせで進めることが多いです)。

でも基礎練習でできている事が曲ではできないケースは多い。曲になると音色が悪化したり音ムラが出たりチリメンヴィブラートになってしまったりなど。

曲ではそれどころではなくなってしまうのはよく分かる(^^;←大いに自覚あり。例えば、複数の音符を束ねるスラーの付いた箇所ではおのおのの音に配慮が行き届かないことが多い。スラーの場合、左手が忙しくなったからと言って右手まで忙しくなってしまう必要はなく、基礎練習と同じボーイングであれば基本的に良い結果になるはず。

曲で弾き方が変わるわけではなく「やるべき事は細分化すれば基礎練習と同じ」という発想でなさって頂きたいところなのであります。


新作楽器が5年目に

使用している新作楽器が5年目に入った。深い音を出すこともあれば、不快な音を出すこともあったり(^^;と浮き沈みが激しいが、楽器店の方のご尽力もありだいぶ安定期に入ってきたように思える。

写真ではきれいですがニスはひび割れが一面に入っています
(これはよくあることで問題はありません。念のため。)

板の薄い楽器、かつ、当初から大きな鳴りの楽器で、板の薄い最初から鳴る楽器はしばらく経つと鳴らなくなるとも言われることもあり、経過に関心を持っていた。音色は落ち着いてきているが(当初新作にありがちな箱臭いような音は出ていた)、鳴りの大きさは変わっていないと思う。

音のスケール感、レンジ、レスポンスなど楽器としての格はかなりのものと私は評価していて、他のオールド楽器と同じようにレッスンでもサイト上の動画でも使用している。実際、去年この楽器は某研究機関で測定もしてもらっていて、音響的に某有名オールド楽器と似た特徴を持つと伺っている(具体名を挙げられないのはお察し下さい)。

でもオールド楽器と同じかと言うとそれは違う。楽器としての性能ではうちのオールド楽器より格上とも評価しているが、オールド楽器の持つ「味わい」や「弾いた時の心地よさ」は少ない。いずれニスも剥げてきて、割れも入って、「味わい」もオールド楽器に似てくることだろうとは思うが、年月だけが作り出す音色は確かに存在するのだろう。また、オールド楽器を弾き慣れている人には鳴らせる楽器だろうけれども、モダン楽器を弾き慣れている人には鳴らせず良さが出ない楽器と思う。その点では難しい楽器ではある。

なお製作者名やブランドは時々日記などで必要に応じて書いているが、あまり積極的に明かさないようにはしている。楽器はブランドなど文字情報で選ぶものでは無いと思うから。

ネックの付け根:ニスが劣化している。ヴェニスの楽器のニスがなぜああいう色をしているか
理解できる気がする。オタク話ですので分かる方だけ分かって頂ければ。

 



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