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火曜日・水曜日は東京にてレッスン。4コマ+8コマと大変多くの方にお越し頂き有難うございました。急に涼しくなり体調を崩しそう・・・。
今回お越し頂いた方の中で弓を変えられた方がおられた。オールドの素晴らしい弓で私の側がその音を楽しませて頂いた(^^)。
事あるごとにお話しさせて頂いているが、弓はヴァイオリンを弾く上でとてもとても大事なもの。変に欲望を煽るわけではないが、弓が変われば音色も音量も大きく変化するし、表現できる幅も大きく変わる。右手だけでなく、左手の弾きやすさも変わる。すなわち音楽自体を大きく変えることができる。
でも弓選びは困難を極めるものでもある。ボーイングが適切でなければ、良い弓でも性能を発揮しないし、良い弓ほどその弓に合った適切なボーイングが求められる。弾きこなす腕を持っていて弓は選ぶことができるもの。オールド弓とモダン弓ではまるで弾き方が違うものであるし、急に良い弓を持っても良さが分からないだろう。
教える人であれば良い弓からあまり良くない弓までそれぞれの能力や弾き方を知っておく必要はあるだろうと思う。道具の事情で不可能なことを要求しても、それは無茶というもの。まして、「生徒のために弓を選ぶ」としたらどんな弓でも弾きこなす腕を持って正確に選べないとならない。わたしにはその勇気は無い。
良いものはそれほど滅多に見つかるものではないのだが、宝探しのようで楽器店に見に行くのは楽しい。楽器もおもしろいが、弓は特におもしろいです(^^)←キケンなひと。
おもしろいおもしろいと言って滅多にないものが見つかるごとに買い集めて、こんな状況になってしまっておりますが・・・(ええ、もちろん自慢です(^^;。他に大したことないものが2本あります)。キケンなひとです。よい子はマネをしませぬよう。