ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」はヴァイオリンに対して熱意を持って取り組んでいる方を応援します。

定説と異説のほどよいミックス

土曜日は東京にて、日曜日は愛知にてレッスン。土曜日は8コマ、日曜日は9コマと大変多くの方にお越し頂きました。お越し頂いた皆様有難うございました。富士山がかすんでくると暖かい季節になったことを実感します。新幹線ではひたすら「ヴァイオリンがわかる!」サイトの次の記事を書いておりました。

金曜日には記事を追加することができた。今回は毛替えの話。最近サイト更新が1ヶ月に1度以下の頻度になっていたのをやっと短縮でき20日ぶり。できれば2週間に1度のペースにしたいのだが・・・。ヴァイオリンに関して言いたいことは多くあるが、記事として簡潔に分かりやすくまとめるのは時間を要する。

記事として書くためには定説はもちろん、異説も分かっている必要がある。

例えば、弓の寝かせ具合は演奏者から見て反対側の弓の毛で弾くように寝せることが一般的。ところが、一部のオールド弓はこれではうまく音が出ないものもある。この事を押さえておかないと、名品に対し不当な評価を示してしまうことになる。

多くの方にとっては定説が役に立つので定説を中心に書くが、必ずしも絶対的に成り立つものでないことは説明が必要になる。世の中は定説だけで成り立っているわけではないし、定説は少しずつ変遷するもの。一方、狭い問題空間から切り出した異説ばかりでは単なるトンデモサイトになってしまう。

と言うようにやっていると収拾が付かなくなる。平易にするには情報を圧縮しつつ、正確さのためには事象の説明だけではなく問題の要所を示す必要がある。

今回の毛替えの記事についても、実際には使用するひとによって寿命は大きく変わるし、そもギコギコ力ずくで弾いている人は毛の差なんて出ないし、力一杯ギコギコやること自体が弓を傷めることになる。でもそこまでフォローする必要は無いと考えた。

短絡的な説明がヴァイオリンの世界では多いと感じるが、演奏は全てに渡って「強からず弱からず」、楽器については全てに渡って「程良い加減に」なので、短絡的な説明は向かないものだろう。こういった結論を導き出しにくい分野のものから、事象を観察しその抽出の切り口の持って行く作業が面白いところではあります(^^)。

 



大人のためのヴァイオリン教室 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」
東京レッスンの予約 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」愛知レッスンの予約 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

「ヴァイオリンがわかる!」運営者の日記 ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 ツイッター  ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 Facebook  ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」 インスタグラム