ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」はヴァイオリンに対して熱意を持って取り組んでいる方を応援します。

「A.Violin」として:質を見るために

火曜日〜木曜日は東京にてレッスン。お休みの方が何人かいらっしゃったものの、今回も非常に多くの方にお越し頂き有難うございました。

ここのところ食品のメニュー「誤表示」が問題になっている。こういったニュースを聞くと、ヴァイオリンの真贋について連想してしまう。商品価値は「質」に付くのではなく「名称」に付くことが多い事も事実ではあるが、その製品の品質が問題になるのではなく、名称が問題になることが興味深い。

骨董の世界でよく言われるように、「ストラディヴァリ」も求める人の数だけ存在すると言える。でも、「ストラディヴァリ」でなくても、製作者不明の楽器でも良い楽器は多くある。オークションでは製作者不明の楽器は「A.Violin」などと表記されるのだが、これは全然ダメな楽器からとても良い楽器までが含まれる表記。でも、製作者不明だから良い楽器でも価格は概して安価。

最初はブランド名に頼るのは良いかと思うが、ある程度見慣れてきたら逆にすべて「A.Violin」と思って見るのが好ましい態度と思う。「ストラディヴァリ」として見るのではなく、自分が良いと思った楽器が「ストラディヴァリ」だったと言うのが理想的。

わたし自身の楽器・弓は銘柄が鑑定書が付いているものもあるし、「××だろう」と楽器店から聞いているものもある。けれども、自分では全て「A.Violin」とみなしている。他人に説明する時は便宜上銘柄を挙げて説明することもあるが、名前を見るよりもそのものの質を見ようとした方が、逆にその名前が適切か判別できるように思えるから。

金銭価値として見なければ、銘柄・鑑定結果はあまり大事ではないように思える。逆に、安く買うためには銘柄を見ないことと言えるだろうか。食品も同じかもしれないですね。

 



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