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水曜日・木曜日は東京にてレッスン。特に木曜は9コマとなり非常に多くの方にお越し頂き有難うございました。木曜日の終わりには左耳がぼんやりして、アゴが疲れてしまいました(いろいろ説明しすぎ(^^?。黙っていれば楽なのにね)。
いつも音はまっすぐにとお話をしている。その実現方法はガッチリしないように、弓任せにとお話している。けれども、更に押しすすめて「ほどよい加減を探しながら」という説明を採用してみた。つまり、多少フラフラした状態で、レコードをレコード針がトレースするイメージと説明させて頂いた方もある。「その都度良い音を探しながら」というのは別にわたし自身の考えではなく、わたしが先生から教わったアイディアのひとつ。
どんな説明方法も同様だが、人によって合う合わないがある。合う合わないがあるので、うまく伝わる表現で提示するのはかなり困難だけれど、今回は、よく弾ける方にはこの説明が合うように思えた。
説明の仕方ひとつでポンと良い音が出たりするのでわたしにとっても面白いこと。今回のは右手の話だが、音程やヴィブラートがひとによっては良くなることもあった。演奏は全体が連携してできているのだなと、ほとんど東洋医学だなと思うことも。
演奏は楽器や弓を含めた全体の集合だから簡単に結論が出るものではないなといつもながら思う。かくいうわたしは現在松ヤニの塗り具合と格闘中(^^;。トルテスクールの弓がめちゃくちゃ敏感で、多く塗るべきか少なく塗るべきか分からなくなった・・・。つまらないことにこだわっているなと思いつつ・・・。