ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」はヴァイオリンに対して熱意を持って取り組んでいる方を応援します。

ニューヨークのモンドムジカなどに行ってきました

14日から19日にかけてニューヨークに行ってきました。

モンドムジカ(毎年イタリアのクレモナで開催されている弦楽器の展示会)が今回初めてニューヨークで開催されると聞きでかけました。アメリカの楽器は見る機会が少ないし、アメリカならではの新しいコンセプトを発見できるかな、と期待したため。モンドムジカで多数の楽器を見て・弾き、メトロポリタン美術館でも楽器コレクションを見てきました。

またそれ以外にも、ニューヨークの有名どころをあちこち見てきました。移動はほとんどを徒歩で(^^;。

いつも通り、ホテルの食事は朝食のみにして、食いっぱぐれそうになりつつ、あれこれ食してみました。英語は得意ではないので(モンドムジカ内では英語でOKなのですが・・・。ヴァイオリンを離れると弱気になる)、注文のたびにびびりながらコンビニから美術館内のカフェまで。

ニューヨークは多くの方が訪れていると思うし、詳細に書く必要もないと思うので、自分の経験したことを写真とコメントだけにしたいと思います。長文になりますが、よろしければご覧下さい。


3月14日 飛行機にて移動

飛行機は往復ともANAのB777-300のPC用の電源も付いた新型(^^)。自由に自分のペースで映画など再生できる。「007スカイフォール」などを観る。

JFK空港からエアトレインと地下鉄でミッドタウンのペンシルヴェニア駅へ。

ホテルはエンパイアステートビル至近コリアンタウンの韓国系ホテルに宿泊。場所の割には比較的安価だったこともあり、ちょっと良い部屋に4泊連泊。

 


 

3月15日 エンパイアステートビル→モンドムジカNY

朝食はホテルのベーグル。たくさん取って食べたら隣のオジサンに「お腹すいているのね」と言われてしまった(^^;。でもとてもおいしかったです。

ベーグルは半分に切って、ベーグル焼き器で焼く

早速出かける。エンパイアステートビル。さすがにでかい。日本の高層ビルの倍近くあるようには感じられなかった。周りのビルも大きいからだろうか。

エンパイアステートビル:ホテルのすぐ近く。新宿のドコモビルに似ている(逆)

86階の展望室までだけど登ってみた。確かに絶景。他のひとから写真を撮ってくれと3人くらいに依頼される。頼みやすい(お人好し?)ように見えるのか、写真家のオーラが出ているのか(^^;。

南側を望む:ワールドトレードセンターが見えます

エンパイアステートビルから徒歩で南下。薄い三角ビルの脇を通る。

「フラットアイアンビルディング」1902年に作られたビル。街中には古いビルが多数。

更に歩いて南下してモンドムジカNYの会場メトロポリタンパビリオンへ。

モンドムジカではストラディヴァリやグァルネリなど名器が多数出ていた。ストラドの「レッド・ダイアモンド」が観ただけだが印象的。また、J.B.ヴィヨームのかなり良い音のもありました(これは弾いた)。クレモナ市役所のアンドレア・アマティやストラディヴァリ「クレモネーゼ」もあった。

それらの中でも、ジグムントーヴィチというアメリカの存命作家のヴァイオリンや、ルジェーロ・リッチが持っていたというグァルネリ・デル・ジェスを弾かせてもらえたのが貴重な経験となった。また、iPad上で名器の音を再現したというものが、興味深かった。

ジグムントーヴィチ。確かにオールド名器と似た音で好まれるのもわかる。

ルジェロ・リッチが持っていたと言うデルジェスを弾かせてもらいご満悦の図

アメリカの新作楽器。日本で見ることは非常にまれ。
イタリア新作とはだいぶ趣が違い、オールドレプリカが多いように思えた。

Weinreich Labsというところのブース。iPad上で名器の音を再現するというもの。
http://www.weinreichlabs.com/

セットアップがされておらず、弾いて確かめることはできなかったがサンプル音源を聴かせてもらった。また、楽器の写真を3D画像をiPad上で見ることができるアプリも見せてもらった。これがモンドムジカの中で最も興味深かった展示物。

エレクトリックヴァイオリン。なぜかオールド仕上げになっていた。

モンドムジカではそれほど画期的なものは見あたらなかった。日本からいつも展示会を拝見させて頂いているシャコンヌさんが出展していたので音の違いを比較することができたが、特にアメリカ独自の思想を感じることができなかった。日本の楽器には特有の音がある気がするので、その点では残念と言えば残念。

V8 5700ccのアメ車みたいなヴァイオリンがないかなあと期待していた面はある。笑ってしまうくらい豪快なトルクのある音が出る楽器があったら面白かったのになと。

また、行った時間が早かったためか、試奏をしているのが東洋人がほとんどだったのも気になった。自分自身もその一人と思うと、いささか気分が重く。白人の人で非常に上手な方がいてうまいひとは本当にうまいなあと感心した。でも周りの人はあまり関心を示さないのが不思議だった。

モンドムジカ会場を出て徒歩で北上。

フードコートAU BON GOUT でサンドイッチと一緒に購入した飲料。
V8と付くとアメリカンな感じ(^^;。

夕ご飯はコンビニにて食べ物を調達。寿司と野菜(^^;。チェリーコーラとライスプリン

野菜:おいしくない。こんなにマズい野菜は初めてかもと思った。
寿司:スパイシーツナとサーモンの寿司:お米がパサパサでおいしくない(^^)
チェリーコーラ:炭酸が少なく、案外上品な味。でも2.19ドルと高い。
ライスプディング(シナモンレーズン味):ドライフルーツ入りのパウンドケーキの味。焼く前の小麦粉をそのまま食べている感じ。

かなり貴重な経験をした(^^)。

コンビニ(Duane Reade)の野菜と寿司

 


3月16日 メトロポリタン美術館

ホテルの朝食はパスして、ホテル隣の韓国料理店「ガン・ミ・オク」で朝食。名物という「ソロンタン」を食す。久しぶりの温かいお茶がおいしいこと。またキムチがおいしい。

ソロンタン:自分で塩こしょうで味付けをして食べる。

地下鉄E線で出かける。地下鉄車内でトロンボーンでワム!の「Careless Whisper」を吹いていたひとがいた。セントラルパーク横の駅で下車。セントラルパークはランニングをしているひとが多数。

セントラルパーク:ランナー多数

セントラルパークを横切りメトロポリタン美術館へ。

こんなモダンアートもあれば(作品名記録し忘れた)

こんなものもあります。これはフェルメール「水差しを持つ女」。

フランス印象派はもちろん、古今東西の絵画や彫刻、古代エジプトや古代ギリシア・ローマの遺物などかなり頑張って一通り見てきた。文字通り古今東西の全ての名品が揃っているという感じで、あまりにも展示物が多くお腹いっぱい

メトロポリタン美術館には楽器コーナーもあり、常設展示だけでなく個人コレクション(The Sau-Wing Lam collection)の特別展を開催していた。

ストラディヴァリ:晩年のもの:1734年"Scotland University"や1720年"Bavarian"や、

ロングパターンのストラドが2挺(1693年と1694年)。
左の楽器バロック仕様。オリジナルネックだろうか。

往年の名チェリストであるピアティゴルスキーのチェロ(1714年)
ストラドでもチェロは今ひとつよく分からず。

グァルネリ・デル・ジェスは1731年 "Baltic"が見られた。今回、ぜひこれを見たかった。手元の写真集の写真と比べたかったから。

その他、カルロ・ベルゴンツィやフィリウス・アンドレア・グァルネリのすごく良いものや、400年以上前のものであろうアンドレア・アマティのヴィオラ、グランチーノのヴィオラ・ダモーレなど興味深いものが多数あった。お琴や三味線など日本の楽器も結構展示されていた。

パガニーニの肖像画があったり

歯にしか見えない楽器。ギターのようなものらしい。

食事はメトロポリタン美術館のカフェテリアにて。カリフォルニアロールと握り寿司。結構おいしい。コンビニの寿司とは全然違う(しかし、街中のあちこちに寿司屋がありました。ブームなのか?)。ネタとご飯のバランスは日本とは違うが。それからアップルサイダー(ホットのアップルジュースのようなもの)。暖まりました。

かなりそれっぽい寿司(お米がすごく多いが)。

ポロックの超有名な画@メトロポリタン美術館

ミロと言えばこんな感じの絵が有名なのだが、

これもミロと知り驚いたり。

メトロポリタン美術館を出たら雪が降っていて、ちょっと積もっていた。

雪の積もったセントラルパーク

この日はセント・パトリックデーということで、緑っぽい格好をしたアイリッシュな感じの人が多数パレードを行っていた。バグパイプがあったり、Jazzyな団体もあったり。

道路をバンドがパレードをしている

5番街から徒歩で南下して帰る。パレードが通った後の掃除を大型の機械や、空気で吹き飛ばす装置を使って片付けていたのがアメリカン。ほうきとちりとりでチマチマやらないらしい。


3月17日 ワールドトレードセンターとMoMAと

7:30からのホテルの食事を急いで10分ほどでかき込み、地下鉄でロワーマンハッタンへ。昨年のハリケーン サンディの影響で、最寄りのSouth Ferry駅が閉鎖中のため一つ前の駅で下車。

スタテン島フェリー(無料)に乗り、ロワーマンハッタンの風景や自由の女神を眺める。

フェリーを下りてから、ワールドトレードセンターへ向かう。

海沿いのバッテリーパークには
911で壊れたケーニッヒのスフィア(旧WTCにあったもの)が・・・。

ワン・ワールドトレードセンター(工事中)でっかいです。
2013年完成予定ということで、かなりできていました。


丁度ニューヨークハーフマラソンの日で、多数のランナーと遭遇

911のメモリアルは予約をしていなかったので見られなかったけれども、ここであんなことがあったのだなあと思うと戦慄を覚える。ワールドトレードセンターを見た後、地下鉄で移動。地下鉄内でも多数のランナーに遭遇。走りきったらすぐ帰るのだろうか?

地下鉄を出て歩く。ニューヨーク近代美術館(MoMA)へ。

MoMAは非常に良かった。ピカソやミロなど超有名なものから、不快感をもよおすものまで極めて多数のモダンアートがあった。

MoMA内:モダンアートも多数

モンドリアンの非常に有名なブロードウェイ・ブギウギ(左)。
その他、各アーティストの代表作がゴロゴロ。


MoMA2階にあるのCafe2は非常に美味!事前においしいとは聞いていたが、今回の食事の中で最もおいしかったと言える。それなりに値段は張るが充分に価値あるもの。

MoMA2階のCafe2。ウォーホルの毛沢東に見守られ(^^;

嫁さんのチョイスしたもの。不思議な味だが非常に美味

パスタ。こちらも超うまい。今回の食事で最もおいしかった(^^)。

地下鉄に乗ってグッゲンハイム美術館に移動。こちらは期待はずれ。建物の面白さの方が勝るのかもしれないが。

セントラルパークの横を通って歩いて南下する。セントラルパーク近くに超高層ビルone 57が建設中。

one 57:ニューヨークで最も高級な住宅タワーになるらしい(90階建て!)。

歩いて7番街を南下しタイムズスクエアの賑やかなディスプレイ広告を横目に見ながらホテルに帰る。

コリアンタウン内のフードコートで鶏の丸焼き+お米。これで$7.99!安くて量が多い!スーパーやフードコートで見ても鶏の丸焼きはとても安価な印象。

フードコート内のAngry Chickenというお店で鶏の丸焼き

 


3月19日 99セントショップ・帰国

ホテルの朝食後、近くの99セントショップJacksへ。ダイソーのようなお店だが品揃えがとても豊富。

空港へ向かう。空港にてチェックイン+厳しいセキュリティチェック。

空港内で遅めのお昼ご飯。ニューヨーク風のサンド。ずっしりぎっしり感が、名古屋のコメダ珈琲店を思い出させてしまった。

かじりかけですが。肉の密度がギッシリ。

飛行機に乗る。雪が翼に積もってきたということで、翼の雪を溶かし、凍結防止剤を塗布する作業が行われた。丁度翼のすぐ後ろの席だったので、飛行機から見られたのは結構レア。

 



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