ヴァイオリン教室「ヴァイオリンがわかる!」

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展示会と良い音

11年11月11日の11時11分11秒の写真は撮り損ねました。23時11分11秒を狙おうとしたものの忘れてしまいました(^^;。

マツオ商会さんの展示会を見に三軒茶屋へ、シャコンヌさんの展示会を見に吉祥寺に行ってきました。

マツオさんではドミニク・ペカットの弓を多く弾かせて頂いた。これまであまりドミニク・ペカットには縁が無かったので、非常に貴重な機会となった。一方、トルテも弾かせて頂いたけれど、やはりトルテがいいな。他にもオールド楽器を中心に多数弾かせて頂いたし、新作弓も試させて頂いた。

シャコンヌさんではこれまで弾かせて頂いたことのなかった非常に良い弓を弾かせて頂いた(銘柄は伏せる)。上には上があるもんだなあと思う、柔らかく、でも、中身の多い、何とも良い音(^^)。こういうのが良い音と言うのだなと。もちろん、多くの楽器を弾かせて頂いた。

「良い音」は楽器や弦に無理をかけていない音と思っている。鈴木鎮一先生の言う、「自然音」と同じなのではないかと考えている。他の方の音も聴くことができるし、自分の向かおうとしている「良い音」が間違っていないか、こういった展示会の機会にチェックしている。

今のところ、この「物理的に無理のない音」と言った考え方で概ね間違っていないかなと思っている。この考え方で「良い楽器とは」、「良い調整とは」、「良い弓とは」などの疑問にも矛盾することはないと思う。少なくとも、力を入れて意味になく大きな弓で弾くのは絶対間違っていると思っている。良い楽器で弾くとそれがよく分かる。

展示会のたびに様々な発見をさせて頂く。貴重な楽器を拝見させて頂き有難うございました。


レッスンの進め方

土曜日は東京にて、日曜日は愛知にてレッスン。今回もとても多くの方にお越し下さり有難うございました。

レッスンは大抵地味なボーイング練習から始めることが多い。G durの単純な音階を使って、弓は速からず遅からず、圧力も強からず軽からず、駒からの距離も近からず遠からずで(^^;。これをああでもないこうでもないと時間をかけて少しずつ良く響くけれどもノイズの少ない音が安定して出せるようにとやっていく。

それから、ヴィブラート。これも揺れの速さが速からず遅からず、振幅も大きからず小さからずの加減にしていくことになる。

まずはニュートラルな状態を高度な状態に持っていくことになる。工事であれば、きちんと平面を出す、水平を出すという作業と同じ事。これをきちんとやらないことには、建物を建てたときにトラブルが生じるものと思っている。

そんなことをやっていくと、次第に皆さん良い音・良いヴィブラートになっていく。その音を実用化するのは別のハードルがあるので、その方の技術レベルに応じて、鈴木の教本やカイザー、クロイツェルなどを使って、また中身の多い曲を使って進めていくことが多い。

今回もこんなレッスンをやって、ヴィブラートが良い音になった方などいらっしゃった。少しずつだけれども、皆さんちゃんと良い音に近づいていると思う。5年くらいで「充分良い音で弾ける」というところまで、お連れできればいいなと思うところ。

 



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