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火曜日は夕方にレッスン3コマ。お越し下さった皆様有難うございました。
レッスンが終わった後、思うところがあり久しぶりにハイフェッツのCDを聴いてみた。レッスンが終わると疲れ切ってしまうし、それ以上ヴァイオリンを聴く気がしなくなってしまうので、こう言うことは割と珍しい。また、音源は普段移動中にヘッドホンで慌てて聴くことの方が多く、自宅のオーディオ機器で聴くのは本当に久しぶり。
ハイフェッツの弾くサンサーンスの序奏とロンドカプリチオーソ。最初の音はあまり冴えた音とは思わないけれども、3音目から神演奏になるね!やはりこれが本物!これに比べれば、他の演奏家は神に対する下々の民だなあと思う。ハイフェッツの演奏の場合、サンサーンスが降りてくるのではなく、ハイフェッツが前面に出てくるように聞こえるけれど、ハイフェッツ自身が「神」なのでそれで納得させられてしまう。次に聴いたスコットランド幻想曲もブルッフの音楽ではなく「ハイフェッツの音楽」。
ハイフェッツのロンドカプリチオーソくらい弾けたら「自分は上手い!」と思えるかもしれないけれども、とてもわたしはヴァイオリンが弾ける!と威張れるようなものではないです(この業界で威張っているひとの話を聞くと滑稽に思える)。こんな演奏に少しでも近づくことができればいいな・・・。