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月曜日は楽器を撮影する仕事。今回はチェロが中心。オールド名器をはじめとする4本のチェロとヴァイオリン、ヴィオラを1本ずつ撮影させて頂いた。ヴァイオリンに慣れた身にはチェロは巨大な楽器。奮闘しながら撮影を行う。
撮影をしながら、楽器を鑑賞する趣味性について考えた。
楽器は弾くだけでなく鑑賞する趣味も成り立つと考えている。イタリアの新作楽器でもどんな人が作ったのだろうと想像が広がるし、オールドなら更にこの楽器の経てきた歴史・関係した人物について思いを馳せることが出来る。もちろん、f字孔やスクロールも良いものは鑑賞に値する。
チェロのスクロールも良い楽器は良い形をしているのだけれど、さすがに大きすぎて鑑賞するにもいささか苦労を要するように感じた。全体を眺めることができない大きさ、持ち上げるのに少々労力を必要とする重さ。チェロのことを悪く言うわけではないけれども、鑑賞にはヴァイオリンくらいの大きさがいいかな。
ただ、今回のチェロは非常に良い楽器だったこともあり、やはり良い楽器は良いですなあと。眼福でした(^^)。